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BUZZ GOLF 2023年7月号 発行
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関 雅史
せきまさし、1974年9月28日生まれ、東京都出身、ゴルフフィールズ所属。
2010年、世界に勝負をかけたプロダクトが発売された。
「N.S.PRO MODUS³」、日本シャフトが誇るアスリートシャフトだ。
今日に至る地位を獲得できたのはUSPGA、JGTOなど世界ツアーで使用率を獲得し、勝利を重ねてきたこと。
そしてアマチュアゴルファーの最適を提案する多くのクラブフィッターの信頼を勝ち得たことだ。
撮影=小林 司
「モーダス3」の誕生10年を振り返る連載ですが、池田 勇太プロ、時松 隆光プロという2人のトッププレーヤーの後、私にバトンが回ってくることに恐縮。
日頃からお世話になっている日本シャフトさんのために、いいエピソードが披露できるか心配ですが、少しだけ私の思い出にお付き合いください。
もともと私も定番のスチールシャフトでゴルフを磨いてきたプレーヤーの一人でしたが、ゴルフフィールズのオープンをきっかけにN.S.PROシャフトを初めて打ったのがきっかけです。ちょうど同じ時期にマーク金井さんからアイアンを購入したのですが、そのモデルに装着されていたのがN.S.PRO1150GHでした。
定番スチールとあまりにも違うしなり挙動に慣れるのは大変でしたが、体に染みついた振り心地を新たな感覚にリニューアルするようで楽しかったのを覚えていますし少々、ダフリ癖のあった私のショットが改善できたのはN.S.PROのおかげだと思っています。
またN.S.PROシャフトは製品精度が高いことが、多くのクラフトマンやフィッターの信頼を勝ち得ているのは間違いありません。
かつて定番スチールシャフトで新クラブを作る際には2セット注文して、いいものを選りすぐる必要がありましたが、N.S.PROはワンセットでよかった。多くの店がその明らかな精度の違いに信頼を感じているはずです。
いろんな縁もあって私は開発中のN.S.PRO製品の試打をさせてもらい、私の率直な試打感でアドバイスをさせていただいていますが、個人的に思い出深いのは「モーダス130」がまだ未発表の頃にブラインド試打を行ったこと。
多くの上層部の前で、USPGAツアーの某トッププロが要望したという、これまでに感じたことのない高弾道・低スピンが実現した挙動をインプレッションできたことが私の今に至る活動の自信にも繋がりました。
「モーダス3」が凄いところ、つまりN.S.PROシャフトの技術の凄いところは、スチールシャフトながらしなり挙動を自在に設計できること。
10年前、よくカーボンの設計自由度に対してスチールは不利、とされていましたが見事にそのレッテルを「モーダス3」で払拭しました。
カーボンには表現できないスチールならではの捻れなさ、そして「モーダス3」のしなり戻りの鋭さが、トッププロからアマチュアまで多くのプレーヤーのアイアンショットに貢献しているのは間違いありません。
え?私のギアですか。
私はヘッドサイズが大きいモデルは先端剛性の高い「ツアー120」を、小ぶりでトラディショナルなモデルは先端が走る「ツアー130」を適材適所で併用中。
少しミスに感じたショットでも、ボールはピンに飛んでいく、そんな許容性をシャフトが演出してくれるのだと、120%の信頼を置いています。
ウッドは「レジオフォーミュラ」シリーズ。クラブ毎に求める弾道やインパクトの精度や再現性など、モデル別の先端挙動の強さを適材適所に利用した選択を心がけている。
少しヘッドサイズが大きめな「オンザスクリューディープマッスル」には先端剛性の高い「ツアー120」を採用している。
1W | TOUR B Xドライバー(ブリヂストン) |
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2W | DANGAN7(マルマン) |
5W | Ray V-V1(ロマロ) |
UT | HBI ユーティリティ(マスダゴルフ) |
5~PW | On The Screw Deep Muscle(ムジーク) |
W | STUDIO WEDGE M425(マスダゴルフ) |
問い合わせ/日本シャフト株式会社
TEL:045-782-2562
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