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Non-fiction Gear Memoirs キーマンの活動力!「N.S.PRO MODUS³ 躍進の立役者 江見 和宏さん 日本男子ツアーレップ」

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“軽量スチールシャフトのN.S.PRO”の確固たるイメージに
プラスαの価値観を付与できた10年

2010年、世界に勝負をかけたプロダクトが発売された。
「N.S.PRO MODUS³」、日本シャフトが誇るアスリートシャフトだ。
今日に至る地位を獲得できたのはUSPGAツアーのニーズをカタチにできたこと、そして日本男子ツアーで独自のサポートでニーズに応えた10年の日々があったからだ。


撮影=田中 宏幸、取材協力=日本シャフト

長年、日本男子ツアーで様々なサポートをしてきた私が、日本シャフトの一員となったのは今から10年前。日本シャフトが社運をかけて挑んだ「モーダス3」がスタートした時と運命的にも同じタイミングでした。
私に課せられた使命はこのアスリートシャフトで日本男子ツアーのシェアを拡大すること、重責でした。
というのも日本シャフトは人気プロダクトの「N.S.PRO950GH」が象徴するように、軽量スチールシャフトのイメージで確固たるものがあり、もちろん男子ツアーの選手たちも同じ印象を持っていました。実際、その時点では、3人の選手しか「N.S.PRO」を使用していなかったのも事実です。

私が立てたシェア拡大の指針は明瞭、とにかく実力ある有名選手たちの採用を目指すこと。それが実現できれば一気に「N.S.PRO」の信頼性が上がるからです。
「モーダス3」、最初のプロダクトである「ツアー120」を初めて採用してくれたのは近藤 智弘プロ。「ツアー120」の卓越したコントロール性が見事にハマりました。
ショットメーカーの近藤プロがチェンジしてくれたおかげもあり、様々な選手が試してくれましたが一つ懸念となったのは、スチールシャフトに求めるフィーリングとして皆一様に“慣れ親しんだ感覚”があったこと。USPGAのニーズで生まれた「ツアー120」に自信がありましたが新感覚のフィーリングと性能が、“慣れ”からあまりにも離れていて採用に至らなかったのです。
日本ツアーで勝つには“慣れ親しんだ感覚”を表現しつつ、さらに弾道の強さ、高さなどを洗練させた日本ツアー独自のプロトタイプを実現する必要がありました。

ただ日本シャフトの開発部門はニーズをカタチにできる技術がとにかく凄い。
“慣れ親しんだ感覚”に、少し軽め、強弾道、高弾道というプラスαを加えた「システム3」シリーズをプロトタイプとしてプロのニーズを形にできたおかげで、池田 勇太プロ、宮里 優作プロ、宮本 勝昌プロなど、多くのトップ選手が採用してくれました。そのトップ選手の中には石川 遼プロも。
PGAツアーから日本ツアーを主戦場としたことを皮切りに「モーダス3」を採用。昨季3勝を「N.S.PRO」がともに歩めたことは感慨深いものがありました。
「モーダス3」は、USPGAツアーから発信されたシリーズですが、その中でも「モーダス3 システム3 ツアー125」は、日本ツアー専用プロトタイプの一つ、池田プロが使う「システム3+」が商品化された私の自信作、ぜひお試しいただければ嬉しく思います。
「モーダス3」がスタートして、今に至る10年、とにかく走ってきた成果としてシェア25〜30%を獲得でき、様々な勝利の瞬間を使用選手たちとともに味わうことができました。

この連載、次回に私がバトンを渡せるとしたら、池田 勇太プロにお願いしたい。

彼は10年前に日本ツアーで3人しかいなかった「N.S.PRO」使用選手の一人であり、学生時代からずっと「N.S.PRO」を使い続けてくれている、まさに日本シャフトにとってシンボルプレーヤーだと思っています。

“慣れ親しんだ感覚”をさらに洗練させた日本ツアー発信の自信作
「MODUS³ SYSTEM3 TOUR125」

日本ツアーの選手たちの“慣れ親しんだ感覚”を表現した、3つのプロトタイプの中から、より強弾道が出るように洗練させた一つが商品化されたのが、「MODUS³ SYSTEM3 TOUR125」です。
現在、池田 勇太プロ、宮里 優作プロを筆頭に、錚々たる選手たちが、このシャフトを愛用。
数々の勝利に貢献してきました。

問い合わせ/日本シャフト株式会社
TEL:045-782-2562

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