身が愛用する「スピーダー NX グリーン」を手に過激に初登場の阿部未悠プロ(トリッキーな撮影リクエストに応えていただき感謝)。元気いっぱい、イケイケのその様相とは実は異なり・・・ご本人は不安症だと言います。
「私は2000年生まれのミレニアム世代と言われる世代ですが、同級生はツアーでも何勝も挙げている強い選手ばかり。アマチュア時代から彼女たちに少しでも追いつけるよう頑張っています。2019年に挑んだ1回目のプロテストは、そんな強い彼女たちと一緒に合格できる自信がなく、思うように自分のプレーができず不合格。2回目のプロテストはコロナ禍になり延期になったこともあり、様々なツアーに予選会をクリアして参戦、連戦をこなすことでちょっとずつ自信をつけてこられたことが合格に繋がりました。本当に不安症で場に慣れるのに時間がかかるんです」。
今季初挑戦のレギュラーツアー、序盤戦はやはり慣れない環境に戸惑いながらの戦いが続いたと言います。
「予選落ちが続く中、初のメジャー・ワールドレディスチャンピオンシップの最終日で67の好スコアでプレーできたことが私のターニングポイント。“やれる!”という自信に繋がりました。ただ、いつもリランキングを気にしすぎて不安で闘う中、葭葉ルミ選手、菅沼菜々選手には多くの機会でいつも楽しく励ましてもらいました。いい先輩方に恵まれて嬉しいです」。
メルセデスランキングでは今季の初シード獲得が見えてきた阿部プロ、後半戦に定める目標はなんでしょうか。
「シーズンに掲げた目標は、初優勝を挙げて最終戦リコーカップに出場することでした。もちろんその目標はまだ持続中。課題は最終日にスコアを伸ばすパフォーマンスが発揮できるようになることですね。レベルが高い女子ツアー、最終日の爆発が優勝の条件になっていますよね。たとえ初優勝ができなくても、コンスタントに上位で戦い続けて最終戦に出場したい!
いつも不安とともに戦い抜いてきたレギュラーツアー初シーズンをいいカタチで終われるよう、頑張ります!」。
あべみゆう、2000年9月27日生まれ、北海道出身、ミネベアミツミ所属。
撮影=高橋淳司、取材協力=東城陽ゴルフ倶楽部
後半戦の開幕・大東建託レディスより、新たに「B3ドライバー」にチェンジ。直進性が高くとても気に入っていますが、そのタイミングでシャフトも「スピーダー NX」から「スピーダー NX グリーン」にチェンジ。「絶対マッチするよ!」というブリヂストンのツアー担当者の言葉どおり、凄くいいんです。手元側がしっかりしているせいか、切り返しの不安がなく、思い通りにしなってボールを加速感で叩ける感触で、不安なく振り切れるんで飛距離は伸びました。得意なドライバーショットがさらに磨きがかかった感じで嬉しいです。
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