今月の顔は4年ぶりに登場の吉本ひかるプロ。明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメントでプロ入り8年目の初優勝を挙げ、BUZZのカバープレーヤーとして凱旋してくれました。
——まずは明治安田生命レディスでの初優勝、おめでとうございました。
吉本 ありがとうございます。今季掲げた目標は初優勝だったので、2戦目という早いタイミングでそれを成し遂げることができて、本当に嬉しかったです。
——前回表紙取材は2019年の同大会練習日、優勝を果たした土佐
カントリークラブの18番でしたので、BUZZとしても感慨深く思います。2019年は賞金シードを獲得されましたが、その後2シーズンはシードを落とされました。
吉本 これまで調子が良かったり、調子が悪かったりを繰り返しましたが、とにかく絶不調のきっかけとなったのが2021年でした。長年愛用していたドライバーのヘッドが割れてしまい新しいヘッドに替えましたが同じ感覚は得られず、その後NEC軽井沢72ゴルフトーナメントのティショットで右プッシュのミスをした、その1打で感覚を失い、それから絶不調となって予選落ちが続きました。「もうレギュラーツアーでは戦えないかもしれない」、そこまで私のゴルフは消沈してしまっていました。
——たった1打で感覚を失う・・・ゴルフは繊細かつ過酷なスポーツであると痛感します。
吉本 2021年のQTをなんとか33位で終え、私は5年というスパンを定めて全力でゴルフに没頭することを心に決めて、22年のオフシーズンに臨みました。厳しいトレーニングを重ね、それまで手打ちだったスイングも身体と連動できるように改良。クラブ契約はフリーとなってドライバーを新たなメーカーにチェンジ。全ての感覚を刷新しました。2022年シーズンは不安がありながらも戦い抜き、少しずつレベルアップしてこられたことが、2023年の初優勝に繋がったと思っています。
——2019年とは、全く別人になっているということですね。
吉本 そうですね、別人です!飛距離も伸び、精度や安定感もアップできたと思います。
——4年前の取材では「飛ばない私はセカンドショットオナーが多いですが、先に誰よりもピンに寄せるのが快感!」と話されていました。
吉本 その気持ちは今も全く変わりありません(笑)。キャリアハイで送っている2023年シーズン、もっと勝ちたいし、特にメジャーで勝てるように、毎試合を全力で戦って、しっかり準備していきたいです。
1W | 210Y |
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3W | 195Y |
5W | 190Y |
7W | 180Y |
4U | 170Y |
5U | 165Y |
6I | 155Y |
7I | 140Y |
8I | 130Y |
9I | 120Y |
PW | 110Y |
50度 | 90Y |
58度 | 70Y |
ドライバー:ステルス2プラス(テーラーメイド)、フェアウェイウッド:ステルスFW(テーラーメイド)、ハイブリッド:ステルスレスキュー(テーラーメイド)、アイアン:ミズノプロ225(ミズノ)、ウェッジ:ミズノプロS18(ミズノ)、パター:オーワークスブラック#1(オデッセイ)、ボール:ツアーBX(ブリヂストン)
「距離の長いコースを攻略するために、ウッドを厚めにセッティングしていますが、今はウェッジ3本セッティングもテスト中です」(吉本プロ)
よしもと ひかる、1999年2月25日生まれ、滋賀県出身、マイナビ所属。
撮影=高橋淳司 取材協力=名古屋グリーンカントリークラブ
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