7月号の顔は笑顔が象徴の吉田 優利プロです。
見本となるラフ案を吉田プロにお見せし、“吉田プロならではのポージングをいただきたい!”と無理な注文に対応していただいたハートポーズは、TikTokなどで豊かな表情を発信されている吉田プロだから生み出せる、誰もが納得の“きゅんポーズ”(というのだろうか)でした。では改めて今シーズンについてお話しいただきましょう。
吉田「コロナ禍で2020年と2021年が統合されたシーズンになりましたが、昨年はあまり調子を上げることができず、私にとってはある意味ラッキーだったなと感じています。
2021年に入り、徐々に調子は上向きですが・・・それでも序盤戦は上位にいけそうでいけない、スコアが伸ばせそうで伸ばせない悔しい試合を繰り返してきました。
ここ1ヶ月あまりでやっと思うようなプレーができるようになり、自分が納得するプレーさえできれば自ずと上位で戦えるんだ、と感触を得ています」。
吉田プロはこの取材の前週、ほけんの窓口レディースで優勝争いを展開。
最終日最終組の最終ホール、グリーン奥からのバンカーショットをチップイン・バーディさせることで、プレーオフに残る権利を獲得するべく、果敢にチャレンジしました。
吉田「私のプレースタイルは主にマネジメント重視でスコアを作っていくゴルフ、時には守りのゴルフになりがちなのが課題でした。先週の優勝争いの状況では、これまでの私は安全にパーを取りに行き単独3位を狙っていたかもしれませんが、あの時の私は優勝を目指しチップイン・バーディを狙っていった。ボールはカップに一筋外れてオーバー、結果ボギーになってしまいましたが、攻めた結果では納得、次に生かせる経験値となりました。
守るところ、攻めるところとマネジメントにメリハリをつけた私なりのニュースタイルのプレーで、初優勝、初シードを目指して行きます」。
しっかりとビジョンを定めて挑戦していく姿は、プラチナ世代と言われる同世代で活躍する選手たちにも共通する強さがあると、この取材から感じました。
吉田「同世代の選手たちとはアマチュア時代のナショナルチームから一緒に切磋琢磨した仲で、それぞれ個人の強さを発揮できる選手ばかり。
みんなプロになって勝利を重ねていく姿は、あまり不思議には感じませんでした。もちろん刺激にはなります、私もみんなの活躍に続けるように頑張っていきます」。
よしだ ゆうり、2000年4月17日生まれ、千葉県出身、エプソン所属。
撮影=高橋 淳司
取材協力=三甲ゴルフ倶楽部 京和コース
この記事へのコメントはありません。