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BUZZ TALK Vol.113(勝 みなみ)

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ずっと一番下の世代だと思っていたのに、
突如、“ベテラン扱い”されて戸惑っています(笑)

今月の顔は勝 みなみプロ、意外にも一人での表紙に登場は初となります。
今季はリゾートトラストレディスで優勝、レギュラーツアー通算4勝目を挙げました。その勝利には今季より新たに取り組んでいるトレーニングの成果が貢献していると言います。

「昨年より週3日間のトレーニングに取り組んでいます。コロナ禍でいくつもの試合が中止になった昨年は、いい意味でこのトレーニングメニューに馴染むことができ、素晴らしくいいコンディションで試合に臨むことができた。飛距離が伸びたため、距離感に慣れるのに時間を要しましたが、今年はフィーリングも良くなり、リゾートトラストレディスで結果を出すことができました」。

週3のトレーニングのフォーマットは月曜日にウェイト系、水曜日&金曜日にストレッチ系とし、トレーナーとメニューを進化させていると話してくれました。

「私はゴルフに特化したメニューというわけでなく、全身をフルに動かすトレーニングに取り組んでいます。飛距離が伸びただけでなく、疲れにくい身体にもなった。
4日間競技が多くなった女子ツアーで故障もないし、試合後のケアも少しで良くなった。身体の進化を感じています」。

充実したシーズンを送っている勝プロですが・・・ツアーでちょっとした違和感を感じているようです。

「レギュラーツアーは今年のプロテスト合格者93期生が参戦し、新しい顔ぶれがどんどん増えて、一言で表現するなら“新鮮”です。
89期生の私から、すでに4世代も新しい選手たちが増えたわけですからね。先日、とある後輩選手から“色々教えてください!”とお願いされ、正直私は戸惑ってしまいました(笑)。
中学生の時に初めて推薦をいただき、高校生よりレギュラーツアー出場の機会を多くいただいた。ツアーではずっと一番歳下であることが自然だった私にとって、下の世代がいること自体がまだまだ違和感でしかないんです。大先輩の成田 美寿々さんからは、“同期だと思っているから”とベテラン扱いもされた・・・
アマチュア時代から長い期間、ツアーにいるんだなって自分自身のキャリアというものを改めて今季感じています(笑)」。

出場する試合は全て優勝を目指して全力で戦っている、という勝プロ。
パフォーマンスの充実、そしてベテラン選手(笑)としてプロ生活の充実の中、後半戦でどんな活躍を魅せてくれるか楽しみでなりません。

かつ みなみ、1998年7月1日生まれ、鹿児島県出身、明治安田生命所属。


撮影=田中 宏幸
取材協力=霞ヶ浦国際ゴルフコース

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