プラチナ世代と呼ばれる2000年生まれの世代から、安田 祐香プロが初の表紙への登場です。
安田プロは今シーズン、日本女子プロ選手権直後に頸椎捻挫で首を痛めて翌週を欠場。多くのファンが心配するところであります。
安田:「今シーズンは私なりに上り調子にあった中、予期せず体を痛めてしまい、プロとしてのルーキーイヤーでホステス試合のデサント東海クラシックを欠場してしまったことは凄く悔しい思いをしました。
ただ私のプロ人生はまだまだこれから、“こんな時もある”、しょうがないと前向きに開き直るように努力しました。本当に多くの皆様にご心配をおかけしました」。
体は復調気味だという安田プロ。12月号が手に渡る終盤戦では元気な姿を見せてくれているはずです。ルーキーイヤーで臨むコロナ禍の2020年シーズンを振り返ってもらいました。
安田:「今春、長く続いたオフではあまりラウンドができず、試合勘が失われたまま開幕戦を迎えました。無観客ですがトップスタートのオナーでのシーズンスタートは本当に緊張しましたね。アマチュアの試合を多くこなしてきたせいか、無観客試合には抵抗はありませんが・・・。ただプロの試合は華やかさが魅力、その多くを演出してくれるギャラリーの皆様がいらっしゃらない状況はやはり寂しい。私自身も応援されてテンションが上がっていくタイプなので、早く皆様の前で試合がしたいです」。
淡々と語る安田プロ。本人曰く、あまり感情の抑揚がなく緊張もしない、という強心臓の持ち主ですが・・・。
安田:「試合ではあまり緊張しませんが、人前で話すことは緊張します。ダンロップさん、NECさんと記者発表で登壇したときは、できるだけ皆さんと目を合わせないようにして遠くを見て話すことを心がけました(笑)」。
今シーズンはまだ来年まで続いていきますが、2020年はあと少し。残り試合にかける思いを最後にお聞きします。
安田:「シード権を獲りたい、というのが最低限の目標です。ですが怪我をしてさらに意識したいのは、毎試合を丁寧に戦いたいということ。とくに体のケアには十分に気をつけて大切に臨みたいです。あとで振り返った時に、“こうしたらよかった”って思わないように悔いの残らない戦いを心がけていきたいです」。
安田 祐香(やすだ ゆうか)
2000年12月24日、兵庫県神戸市出身、NEC所属。
撮影=田中 宏幸、取材協力=小野東洋ゴルフ倶楽部
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