創刊10周年となったBUZZ GOLFの顔は、2021年日本ゴルフ界の顔・稲見 萌寧プロが登場してくれました。
稲見プロの活躍はもうここで改めて語らずともご承知の通りですが、この時点(9月末)で2020、21年ツアー8勝、8月の東京五輪では日本ゴルフ界初の銀メダリストに輝きました。そんな稲見プロには昨年も表紙に登場していただきましたが、とくに今年に入っての躍進劇、1年前とどんな変化があったのでしょうか。
稲見「なんで勝てているか?それは私にもわかりません(笑)。
もちろん勝ちたい!という強い気持ちは誰にも負けない自負はありますが、勝つ時にはショットやパッティングが不思議と噛み合っていくモノなんですよね」。
勝てた理由は自分でもわからない、ただ自己分析で“完璧主義”という性格が、全てのパフォーマンスの向上の源になっていると言います。
稲見「私はA型の完璧主義者。だから取り組むと決めたら、一つのことにとことん集中できます。
例えば勉強もそう、受講するテーマが“ノートを綺麗に書く”と決めたら、それにとことんハマって板書の隅から隅までを超絶丁寧にまとめていける。ただ・・・モノ事をやり始めるまでは遅かったりします。私の場合、ゴルフがとことん取り組めることでよかった」。
ゴルフは9歳の頃にスタート、この頃からプロゴルファーを夢見て走りだす。10年を思い返した時、小学校のイベントだった1/2成人式で、未来の自分に寄せた手紙に『18歳でプロになる』と宣言。夢を着実に叶えてきた稲見プロの10年、ちなみに一番嬉しかったことは・・・。
稲見「ツアー初優勝よりもプロテストに合格できた瞬間がやっぱり一番嬉しかった。渋野 日向子選手、原 英莉花選手、河本 結選手、高橋 彩華選手・・・名前を上げるとキリがないぐらい現ツアーでトップクラスの選手たちによる、これ以上ない史上最強ハイレベルのプロテストに合格できたことが何より嬉しいです」。
この号が配布される10月半ばは、女子ツアーは後半戦、山場の真っ只中。稲見プロに改めて展望や目標を聞きました。
稲見「私は基本、今やるべきこと、やれることに徹底的に集中したい。その先を今に考えても、その先が今に起こるわけでもなくしょうがないですし、先のことはその時に一生懸命考えて実行していきたいと思います。
そしてこの時点で目指すべきはツアー10勝、目の前の1試合1試合に全力で勝ちに行きます!」。
BUZZ GOLF創刊10周年号に華を添えてくれたツアー10勝宣言!稲見プロの躍進撃に少しでもあやかれるよう、BUZZ GOLFも11年目を全力で走り始めます。
いなみ もね、1999年7月29日生まれ、東京都出身、都築電気所属。
撮影=高橋 淳司
取材協力=北谷津ゴルフガーデン
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