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韓国パッティングコーチ ソン・ギョンソ来日レッスン

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日本の皆様、
パッティング成功の鍵は
シンプル・イズ・ベスト! です

イボミやアンソンジュらを賞金女王に導いた韓国のパッティングコーチ、ソン・ギョンソさんが、GTDゴルフスタジオでのレッスン会に来日。
BUZZ読者のために誌面上特別レッスンしてくれた。

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ソン・ギョンソさん
イボミやアンソンジュらを数々の選手の勝利に貢献してきた韓国の有名パッティングコーチ。自国ではジュニアアカデミーを開催するなど、韓国ゴルフ育成にも注力する。

パッティンググリーンは
不安定要素だらけだから・・・
再現性あるストロークを!

――今来日ではGTDゴルフスタジオに通う、プロやアマチュアにパッティングレッスンを展開されました。日本のプレーヤーに共通するパッティングの特徴などは感じましたか?

ソン 私が気になったのはストロークの不安定さにあります。試合などスピードの速いグリーンでパッティングを多く練習されているせいか、感覚に頼りすぎている感がありました。その大きな例としてはショートパットの精度にあります。感覚派なだけにソフトにグリップを握っているため、小さなストロークほどヘッド軌道が不安定になりがちです。

――韓国のプレーヤーにはそういった傾向が見られないのでしょうか。

ソン 韓国のゴルフ場は日本よりも遥かにグリーンの状態が良くないし、プレーの環境がポピュラーではないこともあって、ゴルファーは人工芝でストロークの練習を徹底するため、ストロークの基本動作力が優れているように感じます。

――BUZZ読者にアドバイスをお願いします。

ソン もともとパッティングというのは、ディンプルのあるボールを打つため、微細なインパクト条件の変化が転がりに影響を及ぼしますし、アンジュレーションや芝目のある芝生の上でボールを転がすという、基本的に不安定要素から成り立っています。その状況の中、いかに“不安定”をなくしていくかが大切。シンプルに3つのポイントを最低限意識して、明日のラウンド&練習に臨んでください。

意識したいパッティングの3条件

1 – グリップ
ショートパットはしっかり握ってください

日本でのレッスンでは多くのゴルファーがソフトなグリップをしている傾向がありました。ロングパットでは構いませんが、ショートパットはNG。ソフトな握りではクラブヘッドが揺れてしまい、ストロークが不安定です。1、2メートルのショートパットはしっかり握ることを心がけてください。

2 – ボールポジション
センターよりボール1個左寄り
※右打ちの場合

ボールポジションはパッティングのストローク軌道の中で、最下点(身体のセンター・やや右)を通過して、上昇していく軌道の中で自然に捉える位置がベストです。徹底してほしいボールポジションはセンターよりボール1個左寄りにセットすること。利き目によってボールポジションは異なる、というレッスンもありますが、それはありえません。

3 – 前傾角度
約70度にキープしよう!

パッティングを最も成功できる前傾角度は約80度だと科学的な研究結果があります。が、80度を保つのはかなりキツイ。約70度を目安に前傾をキープするように意識してください。前傾が浅くなるとストロークの再現性が低くなるので注意しましょう。

Q 距離感のイメージの仕方は?
A ストロークするボールをインパクト直後からロールさせるイメージを持って

距離感が掴めないゴルファーは少なくありません。ボールにはディンプルがあるため、ヘッドの入射角度が異なれば、ボールはジャンプして不安定な転がりの原因となり距離感を狂わせます。距離感を掴むためにはインパクト直後からボールをロールさせるようなストロークを心がけることが大切、いい転がりを実現できれば自然と距離感は合ってくるはずです。

ディンプルのあるゴルフボール、じつはパッティングにおいてはインパクトの条件が異なりにくい。
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