1. HOME
  2. レッスン
  3. BUZZ GOLF ヘルスケア講座:1時限目「ボールを打つ前の”動的ストレッチ”のススメ」
レッスン

BUZZ GOLF ヘルスケア講座:1時限目「ボールを打つ前の”動的ストレッチ”のススメ」

レッスン

伸ばすだけでは効果がない!?あなたのストレッチ、勘違いしているかもしれませんよ。(大西 翔太コーチ)

短期連載で開校するBUZZ GOLFヘルスケア講座、初回にお届けするのは全てのゴルファーに知っていただきたい『動的ストレッチ』の話です。

動的ストレッチ??
この言葉を聞いたことのないゴルファーはストレッチの概念自体を勘違いしている場合があります。

知れば納得、得るものが大きすぎる講座、筋肉のスペシャリスト・山下 信先生が私たちゴルファーが実践すべき真のストレッチを語ります。

筋肉は裏切らない!筋肉のスペシャリスト・山下 信(やました まこと)先生

release(株)代表。柔道整復師、鍼灸師、日本ハイインテンシティトレーニング協会副会長。水泳オリンピック選手をはじめ、プロゴルファーを含む多くのアスリートのコンディションサポートに26年もの間、従事している。


撮影=小林司、志原雅明/取材協力=船橋カントリー倶楽部

伸ばして気持ちいい静的ストレッチは、運動前に適さない

私たち一般的なアマチュアゴルファーのほとんどは、ラウンド前や練習場でボールを打つ前、ストレッチを何となく行っている場合が多い。ゴルフ歴20年の筆者もそのタイプ。
何気なく体の節々を思い切り伸ばし、効果として気持ち良さやリラックス効果を得たら終了。あまり意味を感じないルーティーンワークになっている。

筋肉のスペシャリスト・山下先生はその意味のないストレッチに、警鐘を鳴らす。
「筋肉を”思い切り伸ばす”という作業は、主に静的ストレッチを意味します。静的ストレッチは疲労回復、筋肉痛の緩和など主にリラックス効果を促すものであり、運動前のストレッチ効果は期待できません。
また伸ばした状態を続けると筋肉繊維の酸欠状態を促してしまう場合があり、”つる”(こむら返り)の原因にもなってしまいます」。

無知というのは怖い。良かれと思って行っていたストレッチが、あまり役に立たないどころか、手足がつってしまう原因の助長までしていたとは・・・。

そして結論、私たちゴルファーがボールを打つ前に取り組むべきは『動的ストレッチ』だという。
「運動前のストレッチは、ウォーミングアップの効果が得られなければあまり意味はありません。静的よりも『動的ストレッチ』を実践することが大切なのです」。

「運動前のストレッチは常に動きの中で筋肉の伸縮を繰り返すことが大切です」と山下先生。

怪我防止、パフォーマンスの発揮が期待できる動的ストレッチ

では具体的に『動的ストレッチ』のやり方を聞いてみよう。

「常に動きの中で筋肉の伸縮を繰り返すことです。それは体のどの部位でも変わりはありません。
体を動かすということは、血流の循環を促進させて体中に酸素を供給できるウォーミングアップの効果が得られることを意味します。
運動前に実践することで怪我防止、パフォーマンスの発揮促進が期待できます」。

小中学校時代に何気なく行っていたラジオ体操は、まさに『動的ストレッチ』の理想とも言われているとのこと。
社会人となり慢性的な運動不足の多くのゴルファーにとってはラジオ体操など無縁の話。練習場で一人で元気にラジオ体操をするわけにもいかない。

「ストレッチ効果を促すゴムチューブの伸縮機能を利用すると、筋肉に程よい負荷を与えられ、短い時間で良質なウォーミングアップが可能です」。
運動前に必要とされているストレッチだが、ゴルフでは総じて軽視されがちだ。とくに30〜40歳代にかけては、”まだ若い”という意識が働きがちで、ストレッチを怠った結果、怪我を誘発するケースが多いと山下先生は再び警鐘を鳴らす。
少しでもいい。運動前の『動的ストレッチ』をやる、やらないでは運動する体への負担の違いは歴然だ。

さて連載1時限目の最後に聞きます。あなたのストレッチ、正解でしたか?

股関節など下半身も動きの中で筋肉を伸縮させることが大切。可動域を広げることにもつながる。

PICK UP!:ごるトレジェリーシリーズが動的マッサージの効果促進

ゴルファーに人気の「ごるトレ」。ゴムの伸縮機能を利用すれば、動的ストレッチに、程よい負荷をかけることができ、筋肉だけでなく関節までウォーミングアップを促すことができる。
ボールを打つ前に少しの動的ストレッチを心がけてほしい。

ごるトレジェリーシリーズ/朝日ゴルフ株式会社
TEL.078-793-8440

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。