いでりはたいちろう、2001年5月12日生まれ、福岡県出身、フリー。
※平均飛距離データは6月末現在
沖学園高、日本大学を経てプロ転向し、2025年シーズンに初シードを獲得。今季は平均飛距離316ヤード超を記録する飛ばし屋でありながら、そのスイングは驚くほどゆったりと見える。速く振っているように見えないのに、なぜ飛ぶのか。今後の海外挑戦も期待される注目株のスイングには、多くのアマチュアが学べるヒントが隠されている。
ツアー屈指の飛距離を誇りながら、ゆったり振っているように見えるのが特徴だ。その理由は、体と腕の同調性に優れているから。バックスイングでは胸と両腕の関係性がほとんど変わらず、トップもコンパクトで、両肘と胸との距離が保たれている。ダウンスイングからインパクトまで一体感を維持することで、軸回転のエネルギーをロスなくヘッドへ伝え、見た目以上のヘッドスピードを生み出しているのだ。
軸回転の原動力となっているのが、ダウンスイングで右膝が左膝へ寄る動き。この動きによって体の回転が促進され、効率よくクラブを加速させている。フォローでフェースローテーションを抑えている点も特徴。クラブを手先で操作するのではなく、体の回転によって高い再現性を実現している。ストロンググリップの出利葉選手と同門の時松隆光選手が実践する桜美式のテンフィンガーグリップも、一体感のあるスイングを生みやすい。フェースの開閉を抑えた安定したショットのベースだといえる。
解説文
吉田洋一郎
よしだひろいちろう。欧米の一流コーチ、100 名からレッスンメソッドを学び、最先端のスイング理論を研究している日本で唯一のスイングコンサルタント。
取材協力=~全英への道~ミズノオープン
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