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PXGのニューモデル「Black Ops™」登場!

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2024は年明けから多くのゴルフギアメーカーが新たなコンセプトを搭載させたニュードライバーを発表し、ゴルファーの話題を集めている。このコラムではそのギアメーカーの一つ、「PXG」に注目。都内で開催された新製品発表会へ足を運び、米国本社から来日したエンジニアにオンリーパフォーマンスを聞いてきた。

まずPXGというメーカーを簡単に復習しておきたい。PXG(Parsons Xtreme Golf)は、「これまでにないゴルフクラブを作りたい」という創業者ボブ・パーソンズの想いのもと、2013年にスタート。そのラインナップはカスタムフィッティングを前提とされているため、日本では主にフィッティングに注力するゴルフ専門店、ゴルフ工房などを中心に展開されているブランドだ。

「新作『Black OpsTM(ブラック オプス)』が他メーカーと一線を画すのは、PXGのテーマであるカスタムフィットプロダクトであること。もちろんベースとなるパフォーマンスの追求は目指していますが、最大の目標はプレーヤーがそのパフォーマンスを発揮できるクラブをご提供することです」とPXGのパフォーマンスをウッドディレクター、カレブ・クロロフさんは強調する。

PXG R&D Director

PXG R&D ディレクター オブ ウッド
カレブ・クロロフさん
米国デューク大学ではメカニカル・マテリアルのエンジニアリングを専攻。卒業後にコブラプーマゴルフでエンジニアとして活躍後、PXGに入社してR &Dで8年、様々なクラブを手掛けてきた。「PXGは新たな発想や挑戦を続けるメーカー、新作『Black OpsTM』は私たちが最も得意とするフィッティングでこそ、最大パフォーマンスが発揮できる最高のドライバーです」。

新作ドライバーはスタンダードの「Black Ops™」、そしてロースピンタイプの「Black Ops™ Tour-1」と2つのヘッドをラインナップし、プレーヤーのパフォーマンスを発揮させるフィッティングに対応する。
「2つのモデルでは、わかりやすい特性としてスピン量の差が大きく異なります。それぞれ対極とも言える関係にあるヘッド特性をフィッティングさせていくことで、幅広いプレーヤーにベストパフォーマンスを提供できることを約束します。ただ「Black OpsTM」がシリーズを通して基本的に成し遂げようとしたことは、 “飛距離と寛容性”の共存。この2つの相反する要素を共存させるためにあらゆる技術を駆使しました」。

話題の10Kパフォーマンスをも搭載している「Black Ops™」

「Black Ops™」はボールスピードを幅広いエリアで実現できるAMF™チタンフェースをキーテクノロジーとし、それを支えるボディのクラウンとソールにハイグレードカーボンファイバーによって最適弾道を提供できる大きな余剰重量を獲得。スタンダードの「Black Ops™」は総合慣性モーメント10000g・㎠(10K)にも達している。
「ボディで余剰重量を獲得し、外側に重量を配分したことで慣性モーメントをフルに高めています。そしてトゥヒール、そしてバック部において可能な限り離れた箇所にウェイトを置いています。それらのウェイトをチェンジすることで、プレーヤーのニーズに対応できるチューニングを可能、カスタムフィッティングの場でより優れたパフォーマンスを発揮できるヘッドですし、『Black Ops™』なのです」。

左がスタンダートの「Black Ops™」、右がロースピンの「Black Ops™ Tour-1」。明らかな投影面積の差からその特性を容易にイメージできる。

そんな説明のもと、PXGのフィッターによる「Black Ops™」のフィッティングを受けてみた。わかりやすいのは、スタンダードの「Black Ops™」とロースピンの「Black Ops™ Tour-1」の特徴の違いだ。顕著にスピン量と弾道の高さが違ってくる。打感や打球音はともに申し分なし、ベストなシャフトをマッチングさせていくことで、ヘッドのポテンシャルが心地よくスイングに馴染んでくるポジティブな感覚がある。持ち球に応じた理想的なインパクト条件にまで確実に辿り着ける。

「ゴルフというスポーツは簡単ではない。だからこそ、クラブをうまくマッチングさせて、ショットマネジメントに専念してほしいというのがPXGの願い。ドライバーに関してはとくにミスにならない安定性が何より武器になりますし、その状態でいかに飛距離を出していけるパフォーマンスが発揮できるかを、日々研究している。その最新型が『Black Ops™』です」。

「Black Ops™」シリーズは、フェアウェイウッド、ハイブリッドをラインナップ。全国正規販売店、公式ウェブサイト、直営モバイルフィッティング店舗で1月24日より発売されている。

「Black Ops™」のOpsはオペレーションという意味がある、漆黒のPXGらしい最新ドライバー。最高のパフォーマンスを実現させるために全てはPXGのスペシャルフィッターのオペレーションに委ねてほしい、というメッセージが込められていることを察する・・・。PXG Japan合同会社のジェネラルマネージャー・庭山章さんは
 「本拠地のアメリカでは22もの直営路面店でPXGは大盛況、日々確実にブランド価値が向上しています。日本のゴルファーの皆様には「Black Ops™」を皮切りとして、PXGのフィッティングクオリティをもっと多くのプレーヤーにご体感していただけたら嬉しい。今後はアメリカ同様に直営店の新設プランもありますのでご期待ください」。

PXGはフィッティングでこそ、その真価が発揮できるメーカー。話題になっている10Kパワーも「PXG Black OpsTM」ならフルにそのポテンシャルを体感できるだろう。

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