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今月のゴルフ愛 最後の一滴「SDGsとコメコパン。そして、GRF。」

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タップ・フリック・スワイプ・ピンチ・タッチアンドホールド・・・スマホの操作用語である。「用語」とは、伝達すべきイメージを簡潔に共有する為に使われる。「二本の指で画面に触れ、ユックリと指を開閉する」という動きがピンチであることが共通化されることで、「画像拡大は、ピンチアウト」と簡潔に説明が出来る。一方、誰かが誰かの上にマウントするために利用されるのも「用語」である。したり顔で「用語」の真意を語り、解釈を巡り、誰かと誰かが争う。猿のマウント合戦と大差ない。

西洋社会では「略語」としても用語が使用される。略語の場合は本来の意味を知っておかなければイメージし辛い。SDGsは、Sustainable Development Goalsの略である。そこに日本語が被さって、「持続可能な開発目標」となる。製造大国ニッポン復活!の匂いが漂う。「永続的発展目標」とする方が社会を取り込む雰囲気もイメージできて良い… と思うが、お猿さんの争いである。

先日、微細の米粉を製造する機械を開発された会社の会長から興味深い話を聞いた。米粉は「べいふん」と読むのが一般的だったとのこと。今は、「こめこ」である。「べいふんパン」よりも、「こめこパン」の方が食感や味覚、湯気すらイメージされて美味しさがダイレクトに伝わってくる。この感覚を意識して、「米粉」に「こめこ」のルビをふって普及に努めたとのこと。日本語の機微である。

ゴルフの世界では、毎年、数多くの用語が生み出される。昨今は、「地面反力」という言葉を聞く。英語で言えば、「Ground Reaction Force」。GRFである。「ライダーキック」は高く飛び上がって右足を伸ばし、左足を軽く曲げて蹴るキックである。GRFよりも「地面反力」の方が「ライダーキック」級の必殺技としての匂いが漂う。解説はプロに任せるとして、「用語」から発する匂いは大切だ。

BUZZ GOLF 主筆
内本浩史
(うちもとひろし)

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