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2024年、仕事始めにG430 MAX 10Kドライバーで初打ち初笑い。|BUZZ編集長Gの初打ち

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2024年は年初から、あるキーワードがゴルフ界を賑わせている。「10K」、ギア用語では初めて聞いたワードに私へ、何件かの問い合わせがあったのも事実だ。「K」はk=kiloで1000をあらわす接頭語、なので「10K」はフェース面の縦方向と横方向をプラスした慣性モーメント値が10000g・㎠(つまり10K)に達した意味を持つ。2メーカーがこのワードにまつわる新ドライバーを1月に発表したわけだが、私が仕事始めに体験したのはPINGのプロダクト、「G430 MAX 10Kドライバー」である。

BUZZではちょくちょく掲載しているが、私GはPINGドライバー使い。「G30」から9年と歴はまあまあ長い。現エースは「G430 LST」。あえてロースピンの「LST」を選ぶ理由は私的に最善であるから。「MAX」も結果はすこぶるいいが、その最大の特徴である高慣性モーメントを持て余してしまう感じがあるのも否めない(私的感想)。オフセンターヒットへの強さは十分に承知、だがエネルギー負け(フェースコントロールできない)してしまう感覚がある。さらに最強の高慣性モーメントが新年早々立ちはだかったわけだ。“スクエアに戻しやすい”・“LST並みの低スピン”… 事前に受けた説明では私がイメージしていた逆の機能に、十分な疑いを持って試打に臨んだ。

驚いたのは「MAX」とは似て異なる使用感があること。フェースコントロール感も良く、「LST」よりも低スピン弾道で、PINGの代名詞である“曲がらなさ”はよりパワーアップしている感じだ。慣性モーメントの恩恵はミスヒットへの強さばかりが注目されがちだが、インパクトのエネルギーそのものを高める効果があるというPINGのプレゼンに納得の打ち応えである。

そしてPINGらしいのは「G430 MAX 10Kドライバー」が、全てのプレーヤーに最善ではないと、堂々と宣言していること。「MAX」、「LST」、そして「SFT」と従来モデルを合わせた4つ目の存在として、フィッティングにおいて選択肢を盤石化させたことを意義としている。ともあれ、「10K」という新境地はゴルファーとしてそのパフォーマンスは体感しておくべし。「G430 MAX 10Kドライバー」の初打ちは、笑ってしまうほどのマントビに大マンゾク(10Kだけに)だった。

カーボンフライ・ラップ・テクノロジーでクラウンを軽量化して、固定式高比重ウェイトをフェースから一番遠い位置に配置。拡大した投影面積とともにMOI10K超えを実現している。

55東京都内で1月10日に開催された発表会では、鈴木愛プロと元プロ野球選手の岩隈久志さんが登壇。

このドライバーならフェアウェイを外さない!
──鈴木愛プロ

曲がらないからマン振りできる。積極的に飛びにこだわっていける!
──岩隈久志さん

渋野日向子プロは初見で、「スピンが入った高弾道ではなく、凄く前に飛んでいく高弾道!」と10Kの新境地に驚いたという。エースドライバーになる可能性は濃厚だ。

「G430 MAX 10Kドライバー」は、軽量モデルの「G430 MAX 10K HLドライバー」とともに2月8日に発売される。

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