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BUZZ TALK Vol.137(篠崎 愛)

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残り少ない後半戦、
来季で頑張るための
大切な糧にしていきたい。

BUZZ GOLFの顔は篠崎愛プロ。自身が愛用する「スピーダーNXブラック」のPRを担当してくれるために初登場していただけました。篠崎プロのイメージ、それは狭き門であるプロテストに5回目の挑戦で合格してツアーを戦う“不屈”の人であることです。

篠崎 “不屈”、ありがとうございます(笑)。プロテストに合格するまでは単年登録でツアーに出ていて、試合に出ていてもオーバーパーを打たず、自分のゴルフに自信があった2020年、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部での4回目のプロテストでボロボロの結果に終わり、「もうプロにはなれないのかもしれない」という気持ちに苛まれ、自分に残り3回という設定を課した瞬間でもありましたが、周囲の献身的なサポートのおかげで翌年に合格でき、一人のプロゴルファーとなれました。改めて、かつてギャラリーとして見ていた舞台で戦っている嬉しさはあります。

——今季は1stリランキングで47位に入り、中盤戦からレギュラーツアーに参戦されています。

篠崎 レベルがとてつもなく高いフィールドだなって実感しています。予選カットが常にアンダーカット、試合によっては予選をアンダーで終えても通らないことだってあります。初日に出遅れれば、もうその時点で上位に進出することは至難です。全てに完璧なプレーが要求されるのがレギュラーツアーだと感じています。

——篠崎プロは細身ですが250ヤード超の飛距離が魅力です。どうしてそんなに飛ぶのですか(笑)

篠崎 おそらく育ってきた環境です。私が育った栃木県は広大なコースが多いことでOBを恐れず常に振っていけたこと、そしてジュニアゴルファーはとにかく振れ!という教えがあったことで周囲の選手たちも飛んでいたので、置いていかれないように振っていたことが、飛距離の源だと思います。

——10月に入り、ツアーは後半戦真っ只中ですが、目先にされている目標を教えてください。

篠崎 初優勝!と宣言したいですが、そう理想的にうまく事は運びませんよね(笑)今季最終リランキングでは35位となり、出場できる試合も限られています。その中では少しでもメルセデスランキングを上げることを目指しますし、ステップアップツアーではアグレッシブに優勝を狙っていきたい。来季の出場権を得るためのクオリファイイングトーナメントをファイナルから出場できる権利を獲得できるように頑張りたいです。

CLUB SETTING PERFORMANCE(キャリー)

6番アイアンをカーボンシャフトにしました。理由はこれまでのスチールシャフトが6番の長さでは重くて振り切れないこと。高さと距離のギャップがうまくいかなかったので、カーボンシャフトにして振り心地を調整、アイアンとハイブリッドをうまく繋げる役割として大活躍しています。

しのざきまな、1997年10月8日生まれ、栃木県出身、ミュゼプラチナム所属。
撮影=高橋淳司 取材協力=松島チサンカントリークラブ 松島・仙台コース

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