1. HOME
  2. 連載
  3. 食トレで変わる、その一打! Vol.12 「こっそり温活で、冬の飛距離アップ!」
連載

食トレで変わる、その一打! Vol.12 「こっそり温活で、冬の飛距離アップ!」

連載

寒くなると夏よりも飛距離が落ちやすいですよね。
冷えて凝り固まった筋肉は柔軟性が乏しく、思ったようにスイングできません。また寒いからと言って厚着するのも、身体を回りにくくさせ動きを鈍らせます。
そんな冬のゴルフのウォーミングアップこそ、味方につけたいのが「朝食」による食トレです。

朝食で温活をする3つのメリット!

1 体内時計をリセットさせる

朝食には体内時計をリセットさせる働きがあります。身体が朝を認識すると、日中活発になる交感神経が刺激されるのです。エネルギーを作り出すために、血液もからだの中心部に集まり、活動に向けて体温を上げていこうと動き始めます。

2 食事誘発性熱産生を高める

食後に身体がポカポカしてくるのは食事誘発性熱産生(食べた物を消化吸収するのにかかるエネルギー)によるものです。糖質単体よりも、たんぱく質を組み合わせた食事の方が、およそ5倍も熱産生が高く、さらに夜よりも朝の食事で高くなります。つまり、食事誘発性熱産生を効率的に高めるのが「糖質」+「たんぱく質」を組み合わせた朝食です。例えば、バタートーストよりもたんぱく質が豊富な卵サンドの方が、熱産生効率が高いことになります。

3 筋肥大を促進させる

体内で熱を作っているのが筋肉ですので、筋肉量を増やすことも温活に繋がります。じつは朝食のたんぱく質摂取は、筋肥大を促すことがわかっています。筋トレを習慣化することはハードルが高くても、朝食でのたんぱく質摂取を習慣化することなら、比較的かんたんに取り入れやすいのではないでしょうか?

コンビニでも買える!
温活朝食のおすすめ3選

ポイントは「糖質」+「たんぱく質」の温かい料理です。胃腸が温まることで消化吸収もしやすくなります。

豚汁

お湯を注ぐだけのカップ味噌汁も種類が豊富です。味噌も貴重なたんぱく質源ですが、豚肉、豆腐、あさりなどが具として入っているものであれば、さらに◎

カフェラテ

マシンで淹れるカフェラテは、意外とたんぱく質量が多いです。またコーヒーの生産地は熱帯地方ですが、コーヒー自体は温性の食品です。交感神経を活発にする働きがあり、体温上昇をサポートします。

肉まん

ホットスナックなら中華まんがおすすめです。肉まんを選べば、たんぱく質もしっかり摂れますね。唐揚げなどの揚げ物は酸化脂質が多く、消化負担が大きいので△

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」(かんき出版)はアスリート必携の1冊だ。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。