BUZZ GOLFに初登場の吉川桃プロ。黄金世代と呼ばれる実力ある選手の一人で、今季はコロナ禍で多くの試合が中止になる中で開催された「ISPS HANDA医療従事者応援!!チャリティレディーストーナメント」で今季2勝を挙げる新星・笹生 優花プロとの接戦を制し見事に勝利を掴みました。
吉川:「開幕戦だったアース・モンダミンカップが予選落ちに終わり、試合勘が戻らない中で優勝できたことは、オフに取り組んできたことが間違いなかった、と手応えをつかめました。ただその後も数試合予選落ちを重ねてしまい、ゴルフ5レディスからなんとか自分のゴルフができるようになってこられた、という今季を過ごしています」。
新型コロナウィルスで中止が続いた今季。吉川プロはただひたすら前向きに、レベルアップに取り組んだと言います。
吉川:「コロナ禍ではフィジカルのレベルアップに取り組みました。持久性を鍛えるために不得意だったジャンプトレーニングなど重点的に実施して体力をつけました。ただ5月から6月ぐらいには、この期間はいつまで続くのだろうと不安にも感じました。試合がないと取り組んでいることが正解かもわかりません。この期間にあまりコースで練習をしていなかったせいか試合ではパッティングに不安が出て予選落ちを重ねてしまった。試合を通してたくさん失敗を重ねていますが、改めて自分に得るものが大きい貴重なシーズンを過ごしています」。
今季は母・久美子さんが帯同。母の味で吉川プロをサポートします。
吉川:「これまでのツアー転戦はやはり外食が多く、実家に帰りたい・・・なんて思ったこともありましたが、炊飯ジャー、簡単な調理器具を持ち運び、母の料理が毎日食べられるおかげで元気に試合に臨めています。ただコロナ禍のシーズンでは肉親も会場にも入れない中、試合中に何をしているのかなって。試合の配信を見たり、散策をしたり、エンジョイしているようでよかったです(笑)」。
来年にかけて続く今季、最後に目標をお聞きしました。
吉川:「賞金シードを獲得するのが一番。その中でレギュラーツアー初優勝に向けて頑張っていくだけです。1戦1戦を大切にして、自分自身が成長できるシーズンにしたいです」。
吉川:「私の出身は栃木県宇都宮市ですが、早くから母の実家である那須町に移り、小学校6年からゴルフに励んできました。なので、隣町の白河にはよく遊びに行っていましたね。1番の楽しみは釣り、那須白河フォレストスプリングスでよくニジマス釣りをしました。
白河はゴルフ場もたくさんあり、プレーにもよく出かけましたね。たまたま今特集が地元エリアの白河、ということで不思議な縁を感じました(笑)。」
私は「G400」の重い打感が好きで、弾き感が強い「G410」にチェンジできなかったのですが、9月に発売された新作「G425」は好みの打感になりました。PING契約プレーヤーとしても新たなドライバーで活躍する姿を皆さんにお見せしたいです!(吉川プロ)
吉川 桃(よしかわ もも)
1998年5月20日生まれ、栃木県出身、フリー。
撮影=高橋 淳司、取材協力=知多カントリー倶楽部
この記事へのコメントはありません。