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“知らない”が一番損をする! 脱出を簡単にさせる バンカーショットのメカニズム(後)

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プロゴルファーの視点
ソールを正しい活用方法は、
アイスクリームをすくい取る要領と同じ。

フェースローテーションではなく
クラブソール(底面)で砂をすくうように打つ

通常のショットにおいて、ボールを打つのはフェース面の役目であり、ロフト角でボールを飛ばしていくメカニズムがある。もちろんバンカーショットもそうではあるが、砂面のフェースコントロールそのものをソールが担っていると理解すべきだ。

「バンカーショットはソールを積極的にボール手前の砂に当てていくことが必須。ソールが砂面を滑っていくことで、フェース面が生きて砂とボールを飛ばすことができるのです。このメカニズムは芝上のロブショットと全く同じです」。

ふわっと上げるロブショットはボール手前の芝面からヘッドを滑らしていくことが大事、芝が砂に変わるだけなのだ。

「ソールをわかりやすく使うイメージとしてはアイスクリームディッシャーでアイスをすくう要領と同じ。フェース面のローテーションをさせるのではなく、セットアップ時の面を維持しながらソールで砂面をすくうような感覚で打ってください」。

市原プロの“アイス”アドバイスは効果抜群。100切りBUZZ GOLF営業部・ガッデム竹田(61)のソールアクションで起こる砂音が良質になってバンカーショットが見違えた。バンカーショットはそのメカニズムさえ理解できれば、脱出するのは難しくないのだ。


アイスディッシャーでアイスをすくうようにソールで砂面を抉り取っていこう

フェース面はインパクトエリアでローテーションさせず、セットアップ時の向き、ロフト角を維持させるようにヘッドを抜いていく。

インパクト後、フォロースルーでフェース面が自分を向くような“砂をすくう”イメージでヘッド・ソールを使っていこう。

「ヘッドを減速させるな!」

バンカーショットはインパクトエリアでヘッドを減速させないことがボールを飛ばす重要なポイントです。“砂を叩く=インパクトでヘッドを止める”ではなく、“砂を滑らせる=インパクトでヘッドを加速させる”、ことが大事。フォロースルーをしっかり取ることを心がけましょう。

NG
インパクトで
ヘッドを止める
➡印ヘッドが減速する
➡ボールが飛ばない

OK
フォロースルーを
しっかりとる
➡ヘッドが加速できる
➡ボールを飛ばせる

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