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BSJapanext GOLF NEWS 1月号|BSジャパネクストではPGA TOU R 2024FedExCupシーズンを無料生中継!

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解説者・佐渡充高が
PGAツアーの
見どころを紹介!

PLAYBACK 2023
ホブランドの大逆転 
ベテランたちの復活勝利

2023年シーズンの終盤はエキサイティングな展開だった。とくにビクトル・ホブランド(26)の猛追撃。BMW選手権優勝で年間ランキング2位に浮上。最終のツアー選手権でも連勝。世界ランク1位スコッティ・シェフラーを抜きノルウェー人初の年間王者を戴冠した。

ベテラン勢の復活も圧巻だった。ルーカス・グラバー(44)がシーズン最終戦ウィンダム選手権で勝利し、圏外112位から49位に急浮上しプレーオフシリーズへ。その初戦フェデックスセントジュード選手権でも勝利して一気に4位へ。40歳以上の2週連続優勝は実に15年ぶりの快挙でメジャー勝者の貫録を示した。

9月以降開催フェデックス杯フォールのバミューダ選手権ではカミロ・ビジェガス(41)が9年ぶりに復活勝利、通算5勝目を飾った。歴史的勝利は6月カナディアンオープンでカナダ選手ニック・テイラーが69年ぶり母国選手勝利で悲願を成就、ゴルフ史に残る快挙を達成した。

2024年も続く
壮絶な世界ランク1位争い

新シーズンの見どころは何と言ってもスコッティ・シェフラー、ジョン・ラーム、ロリー・マキロイによる熾烈な世界ランク1位バトル。加えて超大物のZ世代の相次ぐ出現でツアーが激変する可能性もでてきた。

岡山出身の久常凉(21)がDPWツアーランク10位となりPGAツアー出場権を獲得。9月フランスオープン初優勝で同ツアー日本人3人目の快挙も達成した。キャディのアダム・ドラモンド(豪州)はメジャー勝者との経験豊富な25年の大ベテラン。久常について「ガッツ溢れ、飛距離は平均以上、アイアンショットも自在に弾道を操る」と絶賛。大胆かつ細心のプレーは最終戦で同組だったロリー・マキロイにも強い印象を残した。松山英樹の良き後輩、仲間として刺激し合い両者に“化学反応”が起きるかもしれない。

大注目はZ世代&ツインズ

最注目はスウェーデンのルドビグ・アベルグ(24)。世界アマランク1位から6月にプロ転向。わずか3ヶ月後の8戦目、9月DPWツアー欧州マスターズで初優勝。その後ライダーカップ欧州チームに大抜擢で出場し2勝2敗の大活躍、欧州勝利へ大貢献。PGAツアーでも10月サンダーソンファームズ選手権でプレーオフ2位、最終戦RSMクラシックでは4打の大差、大会新記録で初優勝。プロキャリア5ヶ月にしてメジャーやビッグイベントへの出場権を獲得した。ポテンシャルは計り知れず、彼の動向から目が離せない。

双子兄弟ピアソン&パーカー・クーディー(23)も楽しみだ。祖父は71年マスターズ勝者チャールズ・クーディー(86)で第三世代のツアー入り。ピアソンは下部3勝、ランク6位、パーカーはランク25位で昇格、ルーキーとして参加する。数年前から世界で双子の活躍が増えている。21年DPWツアーで2週に渡り双子で優勝したデンマークのホイゴー兄弟の弟ニコライはDPWツアー最終戦を制しPGA入り確定、兄ラスマスも来季こそと奮闘中。ドイツのジェレミー&ヤニック・ポール、米国アマのデビッド&マックスウェル・フォードらツインズたちもPGAツアー入りを目指している。

PGAハイライトと中継で解説を務める
尾崎直道プロの注目プレーヤー!

「まず、なんといっても2人の日本人選手、松山英樹、そしてヨーロピアンツアー覇者の久常涼。PGAツアーでの活躍に注目し、大いに応援したい! 年間王者ホブランドの成長と、勢いと、調子の良さ。ZOZOに優勝した、コリン・モリカワも世界ランク上位に絡んできそうだ。個人的に新シーズンで復活を期待するのは、ロケットモーゲージで優勝したリッキー・ファウラー、そしてジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマスといった実力者だ」

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写真=BSジャパネクスト
本文=佐渡充高

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