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BUZZ TALK Vol.135(桑木 志帆)

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自分を追い込みすぎず、
伸び伸びプレーすることが何より大切だなって、
貴重な経験を通して感じています。

今号の顔は桑木志帆プロ。2023年シーズンは資生堂レディスオープン2位など上位で戦い前半戦をリランキング1位、メルセデスランキング11位で終了。後半戦、初優勝へと臨む女子ツアーで貴重なオフウィークに、彼女がジュニア時代から育った岡山御津カントリークラブにて取材協力をいただいた。

——まずは資生堂レディス、優勝まであと1歩(櫻井心那選手とプレーオフ)でしたが、白熱した試合に多くのファンが魅了されました。

桑木 ありがとうございます。初優勝を目前にしただけに結果は物凄く悔しかったですが、久々に優勝争いを経験できて、自分自身いい収穫を得ることができました。今は後半戦で初優勝が挙げられるように、とにかく“やる気”に満ち溢れています!

——“敗れて目覚める”ものあり、今後の桑木プロの躍進が楽しみでなりません。

桑木 がんばります! レギュラー参戦2年目、この優勝争いだけでなく、とてもいい経験をさせていただいています。アースモンダミンカップでは最終日に優勝された申ジエ選手とペアリングでしたが、とても勉強になりました。

——歴戦の猛者から得るものは大きいですよね。

桑木 メンタル、ゲームの組み立て方、その全てを私なりに学び、それらを意識してプレーするようにしています。私は自分のミス1打1打が許せず、自分を追い込んでしまうタイプ。申選手は優勝争いをしているシーンでも、とても伸び伸びプレーされているな、って。自分のプレーに寛容性があり、ここぞって時に集中力がMAXにできる凄みがありました。

——目指す選手は申ジエ選手ですか。

桑木 もちろん尊敬していますが、目標にしているのは同郷の日向子ちゃん(渋野日向子選手)です。ジュニア時代から一緒にいっぱい切磋琢磨してきた先輩は今やスーパープレーヤー、大きな背中を追いかけていきたいですね。

——今季、前半戦をメルセデスランキング11位と上位で終えました。オフに取り組まれたことに成果が出ているのでしょうか。

桑木 私はもともとドローヒッターであり、自称“殺人フック”(笑)な大きく右から回す弾道を打っていました。昨シーズンはその度合いを緩やかにすることに取り組み、より安定性を高めるために今オフでフェードボールに着手。シーズンを通してフェードボールに徐々に馴染んできて、アイアンショットの精度に自信を持てるようになりました。

——ドローからフェードにチェンジするって、凄い取り組みですよね。コーチはどなたですか?

桑木 コーチはいません、必要にかられて2、3ヶ月の期間で、自力で仕上げることができました。

——持ち球を変えるのは至難。努力もさることながら、それが成し遂げられる天才肌ですよね。では最後に後半戦の意気込みをお願いします。

桑木 もちろん目指すは初優勝です。またメルセデスランキングを上位で維持していければ、日本女子オープンやTOTOクラシック、そして最終戦リコーカップにも出場できるので頑張っていきたいです!

CLUB SETTING PERFORMANCE(キャリー)

7月にテストして、すぐに採用したのがまだ未発売の「B1LS」。5年ぶりにドライバーをチェンジしました!決め手は振りやすかった・打ちやすかったことと、スピン量が減らせたこと。これまで3600回転だったのが、3000回転以下まで落とせたので、飛距離がわかりやすく伸びました。得意のドライバーをより盤石にできて嬉しいです。

くわきしほ、2003年1月29日生まれ、岡山県出身、岡山御津CC所属。
撮影=高橋淳司 取材協力=岡山御津カントリークラブ

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