食トレで変わる、その一打！ Vol.15 今こそデビュー！〝スパイスカレー〟

テーマは梅雨時期の
コンディション作り

もうすぐ日本は梅雨時期に入ります。連日降り続ける雨、じとじとした湿気感・・・ゴルファーにとってストレスなコンディションのシーズンになりますが、プレーでだけでなく身体の調子にも気を使う必要があります。

長雨は水分代謝を悪くさせ、むくみや冷え、頭痛、消化不良、だるさなどをもたらします。そんな症状を抑制するのが梅雨の食養生、スパイスカレー。身体を温めて発汗を促す作用で、梅雨時期の不調を解消してくれるのです。また具にタンパク質源と野菜をうまく組み合わせることで、ほぼ完全栄養食にすることも可能。スパイスカレーによる美味しい食トレは梅雨に左右されないベストコンディションを作ることができます。約2ヶ月続く梅雨時期・・・少しでも調子いい状態でプレーできるよう祈っています！

＼ 日々のからだ作りに ／
鶏肉とパプリカの
スパイスカレー

タンパク質豊富な鶏肉は、筋肉、骨、血液などの材料として、日々の身体作りに役立ちます。鶏肉に組み合わせる真っ赤なパプリカは、スパイスの持つ抗酸化作用とともに、毎日の疲れを軽減してくれるはずです。

［ 作り方 ］ ※材料：カレー2杯分

1 炒め油に、ニンニクとショウガの香りを移す
フライパンに油（大さじ2）、すりおろしたニンニク（小さじ1/2）、ショウガ（小さじ1/2）を加え、弱火で炒めます。

2 スライスタマネギをじっくり炒める
タマネギ（1/2個）を加えて、強めの中火で炒めます。

3 トマトとヨーグルトを加えて水気を飛ばす
トマト（1/2個）とプレーンヨーグルト（大さじ3）を加えて水気を飛ばすように、中火で1分煮ます。

4 パウダースパイスを炒める
コリアンダー（小さじ1：香り担当）、カイエンペッパー（小さじ1/4：辛味担当）、ターメリック（小さじ1/8：色担当）を加えて、粉っぽさがなくなるまで弱火で炒める。

5 鶏肉とパプリカを炒める
一口大に切った鶏肉（1枚）とパプリカ（1/2個）を加えて炒める。

6 水を加えて完全に火が通りまで煮込む
肉の表面が白っぽくなったら水（1/2カップ）を加え、具材に完全に火が通るまで煮込む。

7 塩で味付け
塩（小さじ1：味担当）で味付け。

8 盛り付け
ご飯がベチャつくのが気になる方は、ご飯と味噌汁のように別盛りしてもOK。

［ ポイント ］
実際に作ってみると、思ったよりもシンプルで簡単に作れることがわかります。そして何よりも「お店レベル」のスパイスカレーを手作りできることに感動されるはずです。味がしまらないときは、塩を少し増やして、様子を見てみましょう。お好みでご飯をターメリックライスや雑穀米にしたり、パクチーやレモンをトッピングしたりしてもおいしいですよ。

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」（かんき出版）はアスリート必携の1冊だ。