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ショートウッドを 安定させるための食事の考え方 飛距離と再現性を変える〝もうひとつのセッティング〟食トレで変わる、 その一打!Vol.47 |

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ナイスショットの
再現性に貢献する
栄養メカニズム

ショートウッドの魅力は飛距の効率のよさにあります。ボールが上がりやすく、距離を出しやすい唯一無二の性能は、それが得意にできればロングホールの2打目や距離の谷間で頼れる存在となります。
 
一方で、「不安定さ」と感じる場面も少なくありません。ショートウッドの特性を安定して引き出せるかどうかは、スイングそのものというよりも、ショット時の身体の状態が結果を大きく左右しているかもしれません。
 
状態を左右するのは、ラウンド中のエネルギー状態です。血糖値が安定していると、集中力や判断力が保たれ、結果として動きもスムーズになります。逆に、エネルギー切れや血糖の乱高下が起きると、タイミングのズレや力みが起こりやすくなります。
 対策はシンプルです。スタート前に「糖質+たんぱく質」を組み合わせること。おにぎり1個+ゆで卵、バナナ1本+ヨーグルトなど、エネルギー源とその持続を同時に確保できる形が現実的です。これだけで、前半9ホールのリズムは大きく崩れにくくなります。
 
そして重要なのはハーフ休憩後のプレーです。昼食休憩では、「食べすぎないこと」がポイントです。満腹になると消化にエネルギーが取られ、集中力や動きに影響が出やすくなります。ごはん+主菜を基本に、揚げ物や脂質の多いメニューは控えめにまとめると、後半9ホールも安定しやすくなります。
 
一方で、スループレーや休憩が短い場合は、軽い補給でつなぐ意識が必要です。ドライフルーツや小さなおにぎりなど、素早くエネルギーに変わるものを少量取り入れることで、後半の集中力の落ち込みを防ぐことができます。
 ショートウッドの安定は、特別な技術だけで生まれるものではありません。体の中の状態を整える“もうひとつのセッティング”がいいショットの再現性を、静かに底上げしてくれているのです。

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」(かんき出版)はアスリート必携の1冊だ。

参考文献=炭水化物摂取と
運動パフォーマンス:スポーツ栄養学レビュー
血糖と認知機能:神経科学研究

イラスト=石松佑梨(Ai使用)

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