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吉田優利プロ、教えて!「緑のスピーダーって 飛ぶんですか?」

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新製品の人気度を推し量る際に、その大きな指標となるのが日本女子ツアーだ。表紙企画で取材していた吉田プロ、気になったのはドライバーの使用シャフト。夏場は新たなシャフトをプロが採用し始める季節だ。

「GREEN」の気持ちいい加速感に
シーズンを通して安定以上の飛距離で戦える
可能性を感じています!

日本女子ツアーにおけるギアの使用率を語る上で忘れてはいけないのは、フジクラシャフトの異常な使用率の高さだ。昨今の女子ツアーは鮮やかな青が象徴の「スピーダーNX」が使用率1位だけでなく多くの選手の勝利(12勝)に貢献してきた。今や女子の「スピーダー」、男子の「ベンタス」と両ツアーを席巻している事実は、ゴルファーとして“常識”としたいところだ。

そんな中、ツアーで7月下旬頃から新たにプロモーションが開始されている新シャフトの存在があり、気になって吉田優利プロのドライバーを拝借。案の定、緑の新「スピーダーNX」が装着されていた。教えて、吉田プロ!

「『スピーダーNX GREEN』ですね。私は即採用でしたよ!」

シャープでキレのあるショットの吉田プロは、これまで「ベンタスブラック」を使用していたが、同系統のシャフトなのだろうか。

「同系統ではないと思います。昨シーズンオフに体力を強化させたため安定感を求めて『ベンタスブラック』を長く愛用しましたが、『スピーダーNX GREEN』を試した時、“振りやすい”って感じたんです。切り返しは『ベンタス』同様に安定していますが、よくしなる印象。『ベンタス』はパワーで初速を出す感じでしたが、『GREEN』はとても軽快でシャフトのしなり戻りの加速で初速を出せる感じがします。私が期待しているのはこれから冬場にかけて夏場と変わらない飛距離が出せる可能性。しなるということはシャフトが働いてくれる感じがするから、例え冬場で身体が動きにくくなっても、パフォーマンスが変わらない強い期待を持っての採用でした」。

すでにCAT Ladiesでは吉田プロを含めた16名もの選手が「スピーダーNX GREEN」を採用。青の「NX」からのチェンジも違和感なく行われており、引き続きフジクラの独占使用率を先導している。発売は10月6日、あまりシャフトカラーに見られない鮮やかなグリーンが秋の各社ニューモデルの注目スペックになることは間違いない。

吉田プロは低スピンで飛ばせる「B1ドライバー」(ブリヂストンスポーツ)を愛用中。ソールにはフェース寄りに鉛で重量調整し、より浅重心系(イメージ通りにヘッドを動かしたい意図もある)として強弾道仕様としている。吉田プロのセッティングから、しなりの加速感に優れる「スピーダーNX GREEN」は低スピン系ヘッドとの好相性も期待できる。

SPEEDER NX GREEN

フジクラ独自のトルクをコントロールできる技術「VTC」が採用され、手元のロートルク化、先端EIを高めて、一体感のあるシャフト挙動で強弾道に貢献する。

よしだゆうり、2000年4月17日生まれ、千葉県出身、エプソン所属。

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