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スイング 連続写真館 Vol.01 [不定期連載版]笹生 優花

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2種類の地面反力を駆使して
体の回転スピードを最速に。

笹生選手のスイングは、まるでPGAツアーの選手のようなパワフルでキレがあります。私も実際に試合会場でプレーを観戦しましたが、スイングと球筋はそれを象徴するように男子選手並みの弾道でした。異次元のスイングを実現している理由は、笹生選手がお手本としてきたという、ローリー・マキロイのように下半身を積極的に使ってスイングしているからだと思います。

アドレスではマキロイのように、下半身を使いやすいワイドスタンスで構えています。テークバックではコッキングを入れて、体と腕がシンクロした状態を作り出しています。トップでは頭の位置が右へ移動していっていることから、体重移動を積極的に使って深い捻転を入れています。切り返しでも、まるでマキロイのように下半身を積極的に使い、左足の踏み込みによって地面反力を発生させて、ダウンスイングの深いタメを生み出しているのです。

またダウンスイングでの右膝の曲がりが大きいことから、右足で地面を押して垂直軸の回転を速めていることがわかります。2種類の地面反力を使い、体の回転スピードを速めることで驚異的な飛距離を実現しているのです。

ダウンスイング後半からはマキロイのスイングとは異なり、右膝が大きく曲がった上で、左足の角度が斜めにキープさせていることから、右サイドに重心を残し、右足をメインにしてアッパー気味にスイングをしていることがわかります。インパクトでは、飛ばし屋に共通する動きである、左足の裏が地面から浮く「抜重」を行っており、ダウンスイングで地面を押した力を効率よく体の回転に生かしているのです。前傾角度をキープしながら回転していくフォロースルーは、まるでマキロイのよう。カッコよくバランスの取れたフィニッシュになっています。

笹生 優花(さそう ゆうか)、2001年6月20日生まれ、東京都出身、ICTSI所属。

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下半身を積極的に使ったダウンスイング

笹生選手のスイングでとくに優れているのはダウンスイングです。切り返しで下半身を使ってしっかりと地面を押し、地面反力を最大限に使っています。左足の踏み込みだけではなく、右足で地面を押すことで生じる「トルク」を有効に使って体の回転を速めているのです。左右の足を効率よく使うことで体の回転スピードが増し、男子選手並みの飛距離を生んでいます。

解説・執筆
吉田 洋一郎

よしだ ひろいちろう、1978年生まれ。アメリカTop50 インストラクターなど80人以上に直接メソッドを学び、レッスンスキル資格20以上を所得するゴルフスイング研究家。世界的最新スイング理論に精通し、数々のゴルフメディアでも活躍している。


撮影=高橋 淳司
取材協力=カメリアヒルズカントリークラブ

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