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アプローチが楽しくなる「バニラピッチ」の提案|Lesson III・IV|青島賢吾プロ

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LESSON Ⅲ

クラブの振り幅は
脇腹でコントロールする

ヘッド軌道が安定し、
タイトなライからの
アプローチもやさしい

 セットアップが整えば、自ずと打ち方は決まってくる。だからこそ目的に反して間違ったセットアップはミスの原因になるのだ。「バニラピッチ」は、パッティングのように構えることが基本、だったらパッティングのように打つのが自然だ。

 「基本的にリストワークを積極的に使うことはありません。パッティングのストロークのように打つため振り幅で距離感をコントロールしていくのです。振り幅は手先ではなく、脇腹でコントロールしていくイメージで動かしたい」。

 また「バニラピッチ」の利点は、圧倒的にボールコンタクトが安定することだ。
 「オールドスタイル(オープン・ハンドファースト強め)では、基本的に力感を弱める調節のため緩みがちでダフリ・トップのミスが併発しやすい。対して『バニラピッチ』は力感を+していく距離感のため、緩みが一切発生しない。ボールコンタクトの差は明らかです」。

 例えば芝が薄い冬場の花道は、ボールコンタクトがシビアでウェッジショットが難解。しかし「バニラピッチ」では嘘のようにイージーになる。実践してみれば誰もがその強みは確実に体感できる。

LESSON Ⅳ

バニラピッチが軸になれば、
様々な応用も簡単になる

一般男性ゴルファーは
約45ヤードキャリーまで
バニラピッチでOK

 YouTube動画ではアイアンを使ったランニングアプローチレッスンが多いが、誤解なくいうと“ランニング=バニラ”ではない。バニラピッチはあくまで様々なショットスタイルの基盤となる技術だ。青島賢吾プロは58度のウェッジを使用、最大50ヤードのキャリーまでは「バニラピッチ」を活用しているという。

 「もちろん複雑なロケーションになれば、それに応じた技術は必要になります。が、多くの場合はバニラピッチで十二分に対応できます。このアプローチスキルが軸にできれば、実は様々な応用も簡単になるはず。ボールポジションを左右に変えるだけでも球質にアレンジを加えられますし、番手を替えるだけランニングアプローチも実践できる。打ち方はパッティングでOK、よりシンプルかつイージーになるはずです」。

 一般男性ゴルファーは45ヤードまで、女性は体力に応じた最大距離(35〜40ヤード)で、バニラピッチを活用してほしいという。「バニラピッチ」が強いのは、ボールの特性を選ばないことだ。スピンテクニックではないため、テクニカルなツアーボールを選ぶ必要もない。やわらかなボールタッチで距離感を出していくため、カバーが硬質なディスタンス系でも活きる「バニラピッチ」は、まさに“アマチュアゴルファー向け”なのだ。最後に青島プロが締めくくる。

 「Aiの進化によって仕事のスタイルが変わりましたよね。ゴルフだって同じ、今のゴルフ環境に応じたテクニックにアップデートして、よりゴルフを楽しみましょう」。

[ 青島プロのバニラピッチ ]
キャリーに応じた振り幅・力感

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