スイング理論は様々な進化を遂げてきた。
成熟した理論、今のスタンダードは何か?
初心ならぬスイングの核心、新たなスタンダードを知りたい。
講義 阿河徹
あがとおる、1976年生まれ。多くのツアープレーヤーをサポートしながら、アマチュアゴルファーの上達にも貢献する。現在は朝日大学・体育会ゴルフ部のコーチも担当。
トッププロや競技トップアマ、そして一般アマチュアゴルファーまで数多くのゴルファーをレッスンしていると、パフォーマンスの差が何であるか、いろんな答えが見えてきます。これまではクラブの運動量を活かしているか、という視点でお届けしてきましたが、今号、次号に渡って“クラブを加速するためには?”、というテーマでお届けします。
まず大前提としてスイングの目的は、静止しているボールに対して、クラブフェースを正確に当てることがマストです。それでいながらスピードアップさせていかなければならないとしたら、そこには確かなスイングフォーム、いわゆるその動作をするために守るべき型が存在して然りです。
親交あるトッププレーヤーは、“ゴルフスイングにナチュラルな要素は存在しない”とまで断言します。ゴルフクラブでボールを正しく飛ばすという動作は、ある意味緻密であり、たくさんの守り事がある。それを実践できているか否かで、上達のスピードはまるで違ってくることは明白です。次号は特別枠として、拡大版で“スイングの型”の約束事を解説していきます。
取材協力=井山ゴルフ練習場
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