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BUZZ TALK Vol.117(青木 瀬令奈)

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目の前の今にひたすら邁進させてくれた
サポート陣に感謝します。

12月11日に新発売となる12代目ニューゼクシオドライバーの2本を手に登場してくれたのはBUZZの顔としてもお馴染み青木 瀬令奈プロです。

青木「12代目のゼクシオは、打感・打球音、そして飛び&やさしさのクオリティはそのままに、最新技術の数々が搭載されました!デザインも一新されて、より幅広いゴルファーの皆様が満足できるシリーズにグレードアップしています」。

と、愛するクラブのPRを片時も忘れない、ゼクシオのシンボルプレーヤーたる、さすがの仕事っぷりです。青木プロは2020・2021年シーズン、宮里 藍サントリーレディスオープンで4年ぶりとなる2勝目を達成、勝利を待ち望んだ多くのファンに感動を与えてくれましたが・・・そのハッピーな勝利に至るまでの成績の不振と調子に、改めて今の自分を考える時期があったと話してくれました。

青木「2020・2021年シーズンはコロナ禍でスタート、正直調子が上がらない序盤戦は、長く続いたステイホームのせいもあり、色々自分自身を考える時間が増えてしまい、様々な不安が頭によぎっていました。とくに有力な若い世代が台頭する中、私はいつまでツアーで戦えるのか・・・、潮時を考えるようにもなっていました」。

ツアーのレベルがアップする中、コースセッティングも平均6700ヤードがスタンダードになり、物理的にも青木プロのプレースタイルに不利な状況になっている現状がありました。自然と弱気な言葉を口走ってしまう中、いつもポジティブにさせてくれたサポート陣に感謝したいと、青木プロは語ります。

青木「コーチ&キャディとして長年一緒に戦ってくれている大西 翔太コーチは、“諦めなければ必ず結果に出せる”と弱気な私を励まし続けてくれましたし、またスポンサーとなっていただいているリシャールファミリー(リシャール・ミル)の皆さんも、“自分がいる場所が自分が本当にいたい場所でしょ!”と元気づけてくれました。
私に過去や未来を考えることを辞めさせてくれ、目の前の今をひたすら頑張らせてくれたサポート陣に感謝しています」。

強い若手世代がひしめく中、サントリーレディスに勝てたのは、とにかく今の自分に専念できる強いマインドが芽生えたからだと言います。

青木「本当に若手世代は強いですが、彼女たちも人間、みんな不安は抱えているはずですし、私は彼女たちをライバルとして意識せず、今自分ができることに徹することにしました。毎日10アンダーを狙う強い気持ちで挑んだおかげで、好調な自分にストップをかけることなく、常に前向きにいけた。
ショットやショートゲームの精度など、私の強みが発揮でき、過酷なセッティングでもスコアが出せると自信にもなりました。このトップフィールドで頑張れる間は、“今を一生懸命”を忘れずに、その1打1打の繰り返しで頑張っていきたいです」。

あおき せれな、1993年2月8日生まれ、群馬県出身、フリー。


撮影=田中 宏幸
取材協力=米原ゴルフ倶楽部

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