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#疲労回復 コングクス風そうめん|食トレで変わる、その一打! Vol.28

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夏の蒸し暑さは食欲を減退させ、麺料理やアイス、ジュースなどの食べやすいものに食事を偏らせます。糖質過多はビタミンB1不足や副腎疲労を招き、疲労をとれにくくさせます。さらに、タンパク質不足で体力が落ちます。不眠や自律神経を乱す原因にもなり、夏バテの悪循環に拍車をかけます。

酷暑におすすめしたいコンディショニングフードが「大豆」です。喉越しがよく食べやすい豆腐や豆乳は、肉や魚に匹敵する良質タンパク質を含みます。また、エネルギー代謝に欠かせないビタミンB群も豊富です。本号では、クリーミーな大豆スープに細麺を合わせた韓国の伝統的な冷たい麺料理「コングクス」を紹介します。韓国語で「コン」は豆、「グクス」は麺を指します。大豆を一晩水に浸けて柔らかくなるまで茹で、すりつぶしたスープ作りには、時間と手間がかかりますので、市販の豆乳と豆腐、そうめん、めんつゆで簡単レシビをご紹介します。

材料(1人分)

●豆乳(無調整)200ml
●木綿豆腐100g
●めんつゆ(3倍濃縮)大さじ1杯
●そうめん1束(約50g)
●トッピング(キムチ、ゆでたまご、きゅうり、トマト、ズッキーニ、みょうが、ねぎ、大葉、すりごま、ごま油、酢等)

作り方

1 スープの準備

ミキサーに豆乳、絹ごし豆腐、めんつゆを入れ、滑らかになるまで撹拌します。味を見て、必要ならめんつゆを追加して調整。スープを冷蔵庫で冷やして おきます。

2 麺の準備

そうめんをゆで、冷水でしっかりと洗い、冷やします。

3 盛り付け

冷やした麺を器に盛り、上から冷えたスープを注ぎます。お好みでトッピングを添えます。

ポイント

じつは本場韓国のコングクスは、味付けが塩だけです。一緒に出てくるキムチをトッピングしたり、キムチの汁を加えたりして、味を好みに調整するのです。キムチの塩味・旨味・酸味・辛味でスープに深みが出ます。このレシピのポイントは日本人に馴染み深い、めんつゆ味であること。めんつゆ1本で味が決まるので、失敗も少ないのです。もっと簡単に作りたいときは、豆腐を使わずに、めんつゆを豆乳で希釈するだけでも◎  サラッとした仕上がりになります。

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」(かんき出版)はアスリート必携の1冊だ。

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