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スポ根めし2.0 ゴルファー向けサプリメント活用術!|食トレで変わる、その一打! Vol.27

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巨人の星、アタックNo. 1、キャプテン翼、スラムダンク、テニスの王子様、アオアシ・・・。昔も今も、日本のマンガ界を牽引してきたスポ根マンガ。ひたむきにスポーツに取り組む姿は、時代を超えて多くの人を感動させ続けています。今号で“スポ根”を披露してくれた青木瀬令奈プロのストイックさは、かつて部活に明け暮れた学生時代を思い出す方もいるのではないでしょうか。私の学生時代は、まだまだ「熱血・根性・我慢=善」と考えられていました。

例えば夜暗くなるまでの長時間練習や、喉が渇いても自由に水分補給させてもらえない環境は、当たり前のこと。愛のムチ?も普通にあるような時代でした。近年のスポ根マンガは、従来のような熱血的な作品よりもリアリティや、社会問題を題材にした作品が人気を集める傾向にあります。スポ根の進化同様、アスリートフードも大きく進化しました。賢く成果を出すための「スポ根めし2.0」は、科学的根拠に基づく食事法。食事が軸なのは変わりませんが、不足する栄養はサプリメントで積極的に補います。 サプリメントは「食事だけでは不足する栄養素を補うサプリメント」と「パフォーマンスを引き上げるエルゴジェニックエイド」に大別されます。ここで推奨したいのは前者。前者が整っていない状態で、後者を望むのは非効率だからです。まずは以下のようなサプリで、ベースを整えましょう。

イラスト=石松佑梨

ビタミンC

プレー中の強い日差しから、肌を守るビタミン。ただし、すぐに尿中排出されてしまうため、こまめな摂取が必要です。効果が続くリポソーム型ビタミンCのサプリもおすすめ!

ビタミンB群

健康的な食事を心がけていても、不足しやすいビタミン。不足すると疲労感や集中力低下などの症状が現れます。ビタミンB(ビタミンB1・B2… 葉酸など)は、単独よりもビタミンB群を全て摂れるサプリの方が、効果を発揮しやすいです。

タンパク質

タンパク質が不足しがちな朝食や運動後は、プロテインドリンクを活用しましょう。筋肉疲労やケガを防ぐだけでなく、メンタルケアや睡眠の質を高める効果も期待できます。

タンパク質不足の人は、鉄不足も疑いましょう。鉄は酸素を運ぶヘモグロビンの材料です。不足すると貧血になり、立ちくらみや息切れ、疲労感などの症状が現れます。

亜鉛

牡蠣やレバー、牛肉、ナッツなどに豊富ですが、食事だけでは十分に摂りづらく、現代人の多くが不足しがち。濃い味を好む人は亜鉛不足かも? さまざまな老化現象の原因になります。

ビタミンD

日光に当たることで合成されますが、日照時間の減る梅雨や冬時期は、ゴルファーも不足しやすい! 骨の健康や筋肉の合成、免疫力、メンタルヘルスにも関わるビタミンです。

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」(かんき出版)はアスリート必携の1冊だ。

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