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BUZZ GOLF 2024年10月号 発行
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タイトリストが発信するスコアリングの哲学から学ぶ連載、第三回目はアイアンショットのキャリーディスタンスはトータルパフォーマンスが決定づけるという話です。
撮影=小林 司
アイアンというクラブの使命は、“飛ばす”ではなく“狙う”ことに尽きます。
例えば、やさしく飛ばせる、という言葉が成立するなら、それは狙ったエリアへしっかり運べる・止めるために必要なパフォーマンスであることを意味するべきなのです。アイアンショットの飛距離は弾道が着弾するキャリーディスタンス性能が重要となります。アイアンはドライバーとは違い、ランを含んだ不確定なトータルディスタンスでは戦えないクラブだということを、“ゴルフの常識”としたい。
そして何より自身のアイアンショットで何を意識しているのかを改めて考えてみてほしい。
では理想的なキャリーディスタンスを得られるアイアンとはどういったものでしょうか。
一般的にアイアンの飛距離は“ロフト角”が決定づけるものとされがちです。
この十数年の間でアイアンは目覚ましいストロングロフト化を辿っています。7番アイアンで言えば約34度から約30度がスタンダードになり、“飛び系”と呼ばれるモデルでは、もはや番手の概念が通じないほどにストロングロフト化が進んでいます。果たして、ゴルファーにとって過剰なロフト角設定が本当に有益に働いているか、一度疑問に思うべきです。
アイアンのロフト角設定はもちろん一つの飛距離性能の目安とするべきです。しかしその要素をフルに発揮するためには、トータルパフォーマンスに優れているモデルであるという絶対条件があります。
アイアンはヘッド毎、そしてロフト角毎で専用設計された重心位置がインパクト条件を整えるとともに、ボールに浮力を与え意図した場所に止めるために必要なバックスピンをもたらします。加えて最新技術がなし得るボールの初速性能も、打ち出した弾道に浮力を与える一つの要素であり、ヘッドの底に当たるソールの抜け性能もインパクトに加速を与える、飛距離性能を決める上で、大切な要素になります。
アイアンのキャリーディスタンスを理想的に伸ばすためには全ての要素が高次元に備わったトータルパフォーマンスに優れたモデルであることが何よりの条件なのです。
わかりやすい例としてドライバーを思い浮かべてください。同じ10.5度のロフト角であってもモデル別で弾道の性質は大きく異なるはずです。それはアイアンであっても同じであり、ゴルファーがアイアン選びをする際には、安定したキャリーディスタンスに優れた性能、つまり実戦的な飛距離性能に秀でたモデルを選ぶように心がけましょう。
❶モデル・番手別重心設計と実戦的ロフト角設定
理想的なインパクト条件を整え、ボールに浮力を与えて着弾地で止めるためのバックスピンを与える理想的重心設計を常に追求。モデル別で正しく実戦で活きるロフト角設定とともに、常にスコアリングパフォーマンスを実現しているのがタイトリストのプロダクトです。
❷最新技術がなし得るボールの初速性能
高初速・高弾道、そして芯を外した時にでも距離にばらつきを与えない技術は、ショットの許容性を担い、いかなる条件でも、確実なキャリーディスタンスを実現できる大切な要素。タイトリストのアイアン技術は正確性・許容性をモデルに準じたパフォーマンスで追求しています。
❸いかなるショット技術にも抜けを促進させるソール
良質なインパクト条件を整えるタイトリストのソール技術は、アイアンのパフォーマンスの要になります。ノーマルショットだけでなく弾道の高低やドロー&フェードと、弾道をコントロールするための様々なヘッド入射に対応するソール機能が、インパクトの抜けを促進させ、意図したキャリーディスタンスを正確に表現するのです。
理想的なアイアンのキャリーディスタンスは、ボールをグリーン上の着弾地にしっかり止めるパフォーマンスが要求されます。アイアンの試打やフィッティングの際に意識したいのは、ランディングアングル(弾道落下角度)40度以上のキープを目指すこと。理想値は45〜55度と言われ、PGAツアープレーヤーは50度以上をキープします。
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ただ飛距離性能のベストを求める内容ではなく、ゴルファー毎にとって最適な弾道とパフォーマンスを導くベストなアイアンモデル、仕様、セット構成をフィッティングで導き出していきます。
▶ベストなヘッドを選択
▶ベストなシャフト、レングスを選択し、ライ角もチェック
▶キャリーディスタンスのギャップを正確に測定
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