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練習で迷っちゃいけない! 練習は楽しく、実戦で発揮できるスキルを磨こうよ。【4】

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練習場打席の向きと
狙いたいターゲットがズレていると
スイングには支障が生じます

本日の練習打席、
スクエアは明確に。

ショット練習する際に工藤プロは、おもむろにアライメントスティックを打席に設置。9番アイアンで狙うべきターゲットに対して、スクエアにスティックをセットしているようだ。

「ショット練習において正しいアライメントのセットアップは欠かすことができない必須要素です。アライメントスティックはそんな生命線をチェックできる必須道具。自分の打ちたいターゲットラインに沿うようにスティックを置き、目線と肩がスティックと並行になるよう(ターゲットに対してスクエアになるよう)にしてセットアップすることが、ショット練習の大前提です」。

伸び悩むアマチュアゴルファーの練習“あるある”として、漠然とターゲットを構えてひたすら無意識にボールを打ってしまっているかもしれない。しかし、打席の向きに対して、そのターゲットがスクエアな位置関係にあるか、ゴルファーはまず確認する義務があるのだ。

「アライメントスティックを置かないまでも最低限、マットがどこを向いているのかは、必ず確認するべきです。例えば、マットと並行にセットアップしているのに、それよりもやや左にあるヤーデージ版を無意識に狙っているプレーヤーがいるとしましょう。目線と肩は右サイドを向いているのに、無理やり左サイドへ打っている状態になるわけです。あくまで目線と肩のラインは、常に目標に向いておくことが大切。その正しいセットアップなくして、実戦で生きるショットスキルは身に付くことはありません」。

工藤プロの練習密着から得られたのは、“ベタープレーヤーほど、基本に忠実である”、ということ。ゴルフ場という実戦の場で役立つ練習場での鍛錬は、自分がいかにシンプルに基本を全うできているかに尽きるのだ。

かなり大事!

ターゲットに対しては、必ずスクエアにセットアップすること。このフォーマットが成り立っていないと、全てのショット練習が成り立たない。

肩のラインがターゲットを
向いていないということは、
不自然な歩きと何ら変わりなし!

人間誰しも歩く時は、肩のラインは歩く方向に対してスクエアになっていて、腕を振って歩いているはずですが、肩のラインがズレていたらどうだろう? 肩を右や左に向けながら、無理やり前進するのは大変だし、あまりに不自然。ゴルフスイングのセットアップ、こんな無理な状態でいいショットなんて、ありえませんよね!

ターゲットに対して、肩のラインは常にスクエアである関係性をマストとしたい。

取材、文=田村一人
撮影=田中宏幸 取材協力=ハンズゴルフクラブ

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