1. HOME
  2. 特集
  3. 練習で迷っちゃいけない! 練習は楽しく、実戦で発揮できるスキルを磨こうよ。【3】
特集

練習で迷っちゃいけない! 練習は楽しく、実戦で発揮できるスキルを磨こうよ。【3】

特集

スイング中に
意識する要素は
一つに絞るべき。

──通常のショット練習時に意識しておくべきことはありますか?
工藤 基本的に自分のリズムやタイミングで打つことは大前提として大切、その上でナイスショットをさせるためには、クラブヘッドのボールへのコンタクト力を上げていくことが目的となります。私が常に意識していることは、“ボールの先でヘッドを加速させる”こと。それ以外のことは、あえて深く考えないようにしています。

──ゴルフスイングを深く考えない理由は何でしょうか?
工藤 ゴルフスイングの究極は、いかに余計なことを考えずシンプルにやりたい動きができるかであり、その動きこそが実戦で最大の強みとなっていくのは間違いないからです。スイング中、考えるべき要素は一つあれば十分。練習で築かれたリズムとタイミングが一定になれば、スイング自体は安定し、自ずと持ち球や距離感もシンプルにできるんです。以前は私も、自分のショットイメージを作るルーティーンに、プレーでは時間がかかっていましたが、今ではかなりシンプルになって時間も短縮。いいプレーができるようになりました。

──経験上、色々考えたラウンドで、うまくプレーできた試しはありません。
工藤 それはアマチュアの皆さんだけでなく、プロも一緒です。例えば私が実践している“ボールの先でヘッド加速”ではフォロー側を意識することで、テークバックやダウンスイングに意識がなくなると同時、そこを意識せずともシンプルにいい動きに繋がります。弾道をインテンショナルに変える時は、セットアップをカスタマイズさせてクラブヘッドの軌道を変えるだけです。

大前提! グリップに
力が入っていると
うまく加速できません

グリップを「ギュッ」と握っていては、ヘッドは走らせられませんし、振りたい方向に対して余計な力が加わることで、様々な誤差を生じさせてしまいます。グリップの力感はあくまでやわらかく、“両手で挟んでいる”程度が良い。

工藤プロが聞いている
良質な加速音の聞こえ方

ゴルフクラブを反対にして握り、左手のみで持って素振りしてください。『ビュッ!』と音が出るようにスピーディーにスイングし、その加速音のピークがボールより先のフォロー側で出せるように振ってみましょう。

私はシンプルに
ボールより先のフォローで
ヘッドを最大加速させることのみ
意識しています。
──工藤遥加プロ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。