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ミズノのやさしさって何ですか?「Mizuno Pro 920 Product Message」

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やさしく高く飛ばせる従来にはなかった“ミズノの軟鉄鍛造”
原英莉花プロ、吉本ひかるプロが「ミズノなのにやさしい」と語る。ミズノのプロダクトイメージそのものを変えてしまうような、メッセージの真意は?
多くのゴルファーが抱く強烈なブランド像から、脱却する新アイアンに注目したい。

顔、打感に優れるミズノに、意義ある飛びを付与させる

ミズノ株式会社 グローバルイクイップメントプロダクト部 ゴルフ企画開発課 青木智明さん

ミズノで企画開発を担当する青木智明さんは、「ゴルファーがミズノに抱く不動のイメージは顔、打感がいいことです。プロや上級者、熟練者にはこれ以上ない前向きなイメージですが、私たちはやさしさを求めるもっと多くのゴルファーにミズノ製品を使用していただきたい。我々の不動のイメージはそのままに、つまりミズノが誇る軟鉄鍛造で誰もが感じられるやさしさ、そして新たな飛びをカタチにするという確固たるテーマで「920」の開発に挑みました。」

限界まで広く拡張された”ダブル”ポケットキャビティでロフトに依存しない飛びを実現

やさしさ、飛び、寛容性などクラブヘッドのパフォーマンスを高機能化するには、必ずヘッド内に余剰重量を獲得し、性能の鍵となる箇所へ重量を効果的に配置することが条件となる。
それはアイアンでも同じこと。ミズノがこだわる軟鉄鍛造(一体型)という制限のある設計開発で、限界までそれに挑んだのが「Mizuno Pro 920」である。

「今回、デュアルT・SLOT加工で、ダブルポケットキャビティ構造としました。軟鉄鍛造アイアンは、1本の丸棒から叩き上げて(鍛造)でアイアン形状に仕上げた後、掘削加工でポケットキャビティ部を彫る工程があります。
形状上の機能、彫刻の深さ、広さの限界値などを緻密に計算したエリアを掘削していきますが、シングル加工では物理上到達できないエリアが生じ、パフォーマンスの限界に到達できない。さらにもう一工程、彫刻を加えたデュアルT・SLOT 加工で、従来にはない軟鉄鍛造の高機能化を実現できました」。

ダブルポケットキャビティ構造

キャビティ内にソール側を2段で掘削したデュアルT-SLOT加工で、単一素材一体型軟鉄鍛造アイアンながら、鋳造アイアンに勝るパフォーマンスを実現できた。

「デュアルT-SLOT 加工」により、余剰重量を最大確保でき、周辺配置できることで スイートエリア拡大。さらに、フェースをより薄くできるため、反発性能向上で飛距離アップ。
マイルドスチール(S25)にボロンを0.003%添加して、強度をアップ。フェース、ソールの薄肉化に貢献し、反発性能を向上させている。

「Mizuno Pro 920」のダブルポケットキャビティ構造は、軟鉄鍛造でありながら限界まで余剰重量を獲得し、慣性モーメントがアイアン市場でも最大級に達して圧倒的に打点ブレに強く、深重心化でボールの高さの安定を確保。そしてフェースの薄肉化で反発性能を高めることができた。
「例えば7番アイアンで狙っていたところを、8番アイアンで狙えるようになったら、やさしい。それがロフト、長さと従来と変わらない設定で狙えるのがミズノの理想です。もちろん過度なストロングロフト化に飛びは勝てないですが、ミズノが狙うクラブであるアイアンで追求するやさしさ、飛びは誰もが体感でき、必ずスコアアップに貢献します」。

一概に飛び、やさしさと言っても、アイアンという狙った距離を確実に打っていくクラブにはストロングロフト化の一線を超えないミズノのポリシーがそこにはある。ミズノはいつ何時もゴルフを真剣に考えているのだ。

形状は養老工場のマイスターが監修

ミズノに4人しかいないというマイスターのひとり、伊藤友男さんが形状を監修。とくに懐と言われるネック部の見え方、そしてブレード部からホーゼルに繋がる稜線のバランスにこだわりぬく。美しさ、構えやすさはミズノの技術の結晶なのだ。

単一素材軟鉄鍛造ではない”フォージドアイアン”

飛び、やさしさを機能化する”フォージドアイアン”は多くラインナップされているが、その多くは複合素材だ。鍛造ボディ、反発性の高い高強度ステンレスフェース、そして弾く打感を緩和させる衝撃吸収材で構築されている。が、ミズノ製品で”フォージドアイアン”を名乗れるのは、あくまで単一素材軟鉄鍛造でなければならない、というこだわりがある。

グレインフローフォージド製法

世界特許である「グレインフローフォージド製法」は、ヘッド内部の鍛流線を打球部に密集させ、響き渡るような打球音を打感としてプレーヤーにフィードバックしている。
ミズノの軟鉄鍛造でしか実現できないフィーリングが、ショット技術を向上させる。

弾道の好結果だけでなく、得られるフィーリングがプレーヤーを育てる

飛び系アイアンというカテゴリーにおいて、”フォージド”を名乗るモデルは少なくない。フォージド=鍛造製法を意味するが、それらの多くは複合素材で構成されている場合が多い。
その目的は比重差のある素材を組み合わせることで、余剰重量を容易に獲得することと、強度の高い素材をフェース のみに採用することで反発性を上げるのである。
全く理にかなった機能的構造なのだが、「フォージド」と名乗る限り、ミズノの基準では一体型鍛造ボディが絶対。つまりホーゼルとフェース、ボディ全体が同じ単一軟鉄素材であることが最低条件なのだ。

「ミズノにはヘッド内部の鍛流線を繋げ、打感の向上と打球音を長く響かせる『グレインフローフォージド製法』という特許技術があることで、アイアンの軟鉄鍛造製法から得られるフィーリングは他の追従を許さないという自負があります。ミズノ開発部は機能を数値データで追求しながらも、打感や打球音といったフィーリングまで完璧にするポリシーがあるのです。」(ミズノ・青木氏)

プレーヤーは、ナイスショットでは最高の爽快感が得られ、ミスショットでは少しの違和感がフィーリングからフィードバックできそれを繰り返す過程がショットクオリティを高めていくのである。
そしてアイアンにおいて重要機能の一つである形状は、ミズノに4人しかいないというマイスターのひとり、伊藤友男さんが安協なく監修して完成に至る。
ミズノのアイアンが万人に構えやすさを与えるのは、ミズノにしかいない職人の神業だけが成せる技術なのである。

アイアンはディスタンス時代。だが単に飛距離戦争にはやさしさの「Mizuno Pro920」は参戦しない。見出したやさしさ、飛びというプレーヤーズメリットのすべてはグリーンを狙うためにあるからだ。
硬派な物作り、いわゆるミズノらしさはそのままに、ミズノなのにやさしい、を真摯に形にしたのが「Mizuno Pro 920」。
このアイアンは必ずやステップアップに貢献してくれる。ミズノ未経験者にこそ、この本物のディスタンスアイアンを堪能いただきたい。

結論:アイアンショットが上手くなりたければ、ミズノを選べ

アイアンは飛び、やさしさの高機能化時代。各社が独自のフォージド構造で機能化を追求する中、「Mizuno Pro 920」はあくまで軟鉄鍛造で”ミズノらしさ”に安協しない。

Mizuno Pro 920
素材:マイルドスチール(S25C)、ボロン鋼精密鍛造/1025BORON
ロフト角:30度(#7)
価格:19,000円(税抜)〜/本

Mizuno Pro Series NEW LINUP

名器が洗練されて深化(進化)Mizuno Pro 120
素材:マイルドスチール(S25CM)、精密鍛造/1025E
ロフト角:34度(#7)
価格:19,000円(税抜)〜/本

チタンマッスルがよりやさしく進化 Mizuno Pro 520
素材:マイルドスチール(S25CM)、精密鍛造/1025E
ロフト角:2度(#7)
価格:19,000円(税抜)〜/本

真の鍛造アイアン型ユーティリティ Mizuno Pro FLI-HI
素材:フェース部/クロムモリブデン鋼(SCM435)精密鍛造、キャビティ部/タウングステンウェイト
ロフト角:#3/19度、#4/22度、#5/25度
価格:23,000円(税抜)〜/本

問い合わせ:ミズノお客様相談センター(TEL:0120-320-799)

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