1. HOME
  2. 特集
  3. 緊急取材Ⅰ レジェンドが語るスコアリングパフォーマンス|カリー・ウェブ
特集

緊急取材Ⅰ レジェンドが語るスコアリングパフォーマンス|カリー・ウェブ

特集

私がクラブを替える動機ですか…?
その答えは“私の飛距離”を
さらに精度高く打ちやすくさせてくれる
クラブに巡り会えた時ですね。

ドライバーからパターに至るまで、14本のそれぞれに正しき役目を課せることがスコアリングパフォーマンスに繋がる。
カリー・ウェブさんが各番手に求めるクラブ、そしてシャフトへのこだわりには私たちがセッティングに本来求めるべき答えがある。

CLUB STETTING PERFORMANCE(キャリー)

1W 230Y
トータル
250〜260Y


3W 210Y
5W 200Y
4H 190Y
4I 182Y
5I 175Y
6I 165Y
7I 145Y
8I 135Y
9I 120Y
PW 110Y
52度 103Y
58度 90Y

ドライバー:ST-X230(ミズノ)、3W&5W:エピックフラッシュ(キャロウェイ)、4H:Gハイブリッド(PING)、アイアン:JPX923(ミズノ)、52度&58度:グライド4.0(PING)、ボール:TOUR B RX(ブリヂストン)

ハイブリッドと4番アイアンのロフト角は同じですが、ヘッドの重心性能、そしてシャフト長さの違いから弾道の高さが明らかに違うことで、セッティングのキャリーディタンスのギャッピングを明確にしています。

Driver
Regio Formula B(55R)

ドライバー選びはそこに必ず信頼できる
シャフトがなければ成り立たない

私がドライバーに求めるのは、いつもイメージする弾道が放てるものになります。理想のラウンチアングル(打ち出し角)があり、さらにスピンがかかりすぎないことが大切。地面に着弾した時にランが期待できると、ホールロケーションによっては素晴らしい飛距離を実現することができます。
新たなヘッド選びの際には必ず信頼できるシャフトがなければなりません。スイングに馴染んだシャフトがあれば、いつもヘッド個体のパフォーマンスの差を公平にジャッジできるからです。私は長い間、「レジオフォーミュラB」を使っています。現在新シャフトも入念にテスト中、さらに飛距離がバージョンアップできるか、私自身楽しみです。

Fairway wood & Hybrid
Regio Formula B(6S)

弾道に高さをもたらし、緩やかに着弾できる
クラブを妥協なく選びたい

3Wはロングホールのセカンドショットでグリーンまで届かせるクラブ、5Wとハイブリッドはより高さを出しながらグリーンを狙っていけるクラブという役目を課しています。ドライバー同様に信頼できるエースシャフトが明確にあれば、目的を成し得るヘッドを選ぶことができますよね。
フェアウェイウッドやハイブリッドはもう随分と長く同じモデルを使用しています。もちろん新しいモデルは気にしていますが、私が好む形状、そして弾道が望めるものに巡り会えない。昨今のFWやHYのヘッドは、自分の望む距離以上に飛んでしまうモデルが多く、だからより慎重になってしまうのです。グリーンを狙っていくクラブだけに、ただ飛ぶだけではなく、落下弾道ができるだけ緩やかになるものを選ぶべきだと思います。

Iron
MODUS3 PROTOTYPE
Wedge
MODUS3 TOUR 105 WEDGE

キャリーディスタンスがしっかり得られる
高さとスピンが必須

2015年にそれまで使用していた「N.S.PRO 1050GH」から「モーダス3 105」にチェンジ。やや重量が軽くなったこと、そして先端剛性の高さでスピン量が適正化されたことにより、全番手で弾道が高くなってキャリーディスタンスが約5ヤードも伸び、ゲームをより有利に展開するためにチェンジしました。
ただ昨今は参戦する試合数が減っています。アドレナリンが出ていない状態では少しクラブが重く感じていて、日本シャフトに「105」のパフォーマンスはそのままに少し軽いものをリクエスト。現在は「105プロトタイプ」を使用しています。
シャフトで弾道の高さやスピンが変化するため、クオリティを約束してくれる「N.S.PRO」には絶対の信頼を置いています。

少しだけパターの話をさせてください

LPGA発信の
プロダクトを確立させたい
CHAMBERパター

今、米国で「チャンバー」というパターブランドを準備しています。テーマは完全女子ツアー発信のプロダクトであること、私を含め複数人の選手たちが出資して生まれたブランドです。海外スポーツでは男子発信のモデルしか流行らない文化がありますが、このパターで女子オンリーのサポートをして、女子発信のブランド価値を高めたいことが目的です。性能的にも優れていて、通常のパターのスイートスポットがフェースの75〜85%であることに対し、「チャンバー」は90パーセント超を達成しています。2024年、ジャパンゴルフフェアで披露できれば嬉しく思っています。楽しみにお待ちください。

日本シャフトのプロダクトを
マニアックに解析中!

撮影=高橋淳司
取材協力=TOKYO GOLFERS LOUNGE

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。