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“知らない”が一番損をする! 脱出を簡単にさせる バンカーショットのメカニズム(前)

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バンカーショットを
最低限クリアさせるなら
砂とのソールコンタクトを安定させる
アドレスが絶対条件。

右2:左8の重心配分を
終始変えてはいけない

ボールをクリーンにインパクトする通常のショットとは異なり、ボール下の砂を打っていくバンカーショットは、実際インパクトの指標がアバウトすぎて、そもそもどう構えて、どう打っていくべきか、そのメカニズムを理解できていないことが、アマチュアゴルファーがミスを誘発している原因であるのは間違いない。

「ボールの手前、2、3センチからヘッド(ソール)を入射させていくことが大切です」。

市原プロのアドバイスは、バンカーショットレッスンでよく聞く、ボールの手前の砂から打つというものだが、それを成し得るための絶対条件を死守してほしいと力説する。

「インパクトの指標は2、3センチの砂ですが、バンカーで苦労されるアマチュアゴルファーの皆さんは、ヘッド(ソール)の入射角度、ポジションともにとても不安定。大きな原因はアドレスにあります」。

バンカーのインパクト条件を不安定にするのは、バンカー専用のセットポジションが実行できていないのが原因だ。

「通常のショットにおける両足の重心配分は5:5、もしくは6:4で右足重心(右打ちの場合)がオーソドックスですが、その構えでバンカーは通用しません。大切なのはヘッド入射を安定させるために、2:8の左足重心にしたアドレスが必須。ショットまで終始不変とさせておくことも大切です」。

プロゴルファーの視点

バンカーショットを成功させる条件として、サンドウェッジのソールアクションが絶対必要だ。
ではどうやってそれを有効活用できるか、プロゴルファーのレッスンに委ねたい。

解説/市原建彦プロ
いちはらたつひこ、アマチュア時代に1996年世界ジュニア選手権優勝など輝かしい戦績から、1997年ツアープロデビュー。2006年にアサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープンで優勝。国内、欧州ツアーを主戦場に活躍した。現在はミニツアー「FJツアー」を主宰し、ジュニア育成など多岐に活躍中。

バンカーショットを難解にさせる理由
「間違ったアドレス」

バンカーショットが苦手なゴルファーは、通常のショットに準じたアドレスがほとんど。とくに右足重心なアドレスでは、ヘッド軌道の最下点のコントロールがプロであっても難しくなり、バンカーショットを難解にしてしまう。

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