BUZZ TALK Vol.132（辻 梨恵）

7年振りの表紙ですが・・・
モチベーションはあの頃よりも高い！

今月の顔は7年振りに辻梨恵プロが登場。プロ入り後、PRGRとともにツアーを戦ってきた辻プロが読者の皆さんのために、ニューモデル「LS」のプレゼンテーションを担当してくれました。

——7年振りということで、大変ご無沙汰しております。

辻 ほんとにご無沙汰しております。プロテストに合格してすぐ表紙に出演させていただいた時のことはよく覚えていますが、あれから7年も経つのかという時間の流れの速さに驚いています。

——女子ツアーはベテランから若い世代まで、力が拮抗していて熱戦が毎週のように繰り返されていますね。

辻 はい、レギュラーツアーはとてもレベルが高いです。例えば、私が新人だった頃はグリーンを狙うショットはセンターを狙う、というマネジメントが戦術として一般的でしたが、今のレギュラーツアーは常にバーディを狙う攻めのゴルフが展開されていて攻撃的ですし、グリーンをたとえ外したとしてもリカバリーが上手い。攻めていけるゴルフの流れに乗れなければ上位で戦えません。

——ツアーの中堅世代として負けられませんね。

辻 同期では渡邉彩香選手や比嘉真美子選手が頑張っていて、私自身も刺激を受けています。とにかく出場できる試合は、優勝を狙って戦う気持ちは強いですし、今よりも技術の向上をプラスしていきたいという向上心もとても強い。モチベーションは常に高い状態で戦っています。

——今季の戦いはいかがですか。

辻 前半戦は推薦していただく試合で、まだ十分な結果を残せていません。ただオフに取り組んできたショートゲームがいい感じに実戦で馴染んできていますし、試合で課題となっていたドライバー、アイアンのショット精度は三觜（喜一）コーチ、切磋琢磨するチームメイトの選手たちとのコミュニケーションで、いい兆しになる感覚が得られて、それを実践したフジサンケイレディスクラシックではパフォーマンスとして発揮できた。これからいい戦いができると信じています。

——とても充実されていることが伺えます。

辻 でもあれから7年・・・身体の疲労や負担は感じています（笑）。練習の仕方やスケジュール管理など自分なりに整えて、楽しくツアー生活を過ごしています。応援してくださる方に結果で恩返しできるようこれからも全力で頑張ります。

つじ りえ、1994年1月28日生まれ、神奈川県出身、大和証券所属。
撮影＝高橋淳司　取材協力＝クラウンゴルフクラブ

※辻は正しくは一点しんにょう。