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ドクター・オブ・カイロプラクティック山根 悟のコラム Vol.1「ゴルファーに警笛!姿勢悪化を促すスマホ時代」

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プロゴルファーに猫背はいない!?

私も一人のゴルファーとして、長い間ゴルフを楽しみ続けてきた。プレーの向上心は未だに衰えることはない。決まったサイクルで発売される新しいゴルフクラブもしかり、ゴルフ上達のための物欲は果てない。
またゴルフ雑誌だけでなく最近はYouTubeなどの動画コンテンツが充実したおかげもあり、様々なレッスン動画で手軽に学べるのもいい。歳を重ねてもゴルフと出会えたおかげで、向上心を常に意識できるのは嬉しいことだ。

ただ私の本業である『ドクター』という目線では、ゴルフをもっと楽しむために、それら以前に意識してほしい向上心がある。それは姿勢改善。BUZZ GOLFを手にする一般アマチュアのほとんどが、慢性的な猫背姿勢になっていることを肝に銘じておいてほしいのだ。

ドクター・オブ・カイロプラクティック 山根 悟

やまねさとる、筋骨格LABO代表。米国ナショナル・カイロプラクティック大学を卒業し、米国政府公認ドクター・オブ・カイロプラクティックの称号を取得。著書多数。

猫背姿勢の原因は日常生活の不自然な体勢にある。
まずは一人に一台普及したスマートフォンによるもの。下向きがちなスマホ操作体勢は、首猫背の原因となる。ボウリングの球でいう10ポンド(4.54キロ)が頭の平均的重さなのだが、それが5度前に傾くだけで、およそ3倍もの負荷(約15キロ)が首、肩に掛かっているからである。
他にもパソコンなど下向きな体勢を長く持続する日常動作が、背中猫背や腰猫背など様々な慢性的姿勢悪化の原因となっているのは明らか。

ここで考えてほしい・・・ゴルフのアドレスは少し背中が丸くなっているが、果たしてこれを猫背というのだろうか?答えは否。スポーツにはそれぞれに適した姿勢がある。
では、何が悪なのか?それは日常生活の中で猫背姿勢になっていることである。この猫背姿勢の習慣が骨格の歪みを生み、上達の妨げとなっている。プロゴルファーは日常生活の姿勢で猫背になっている人はいない。慢性的な猫背が正しいアドレスやスイングの動きを制限し、上達の妨げになっていることを知ってほしい。ゴルフを楽しくプレーしたいならば、まずは日常生活から背筋を伸ばし、骨格で支えることを積極的に意識したいものだ。

次号では簡単な猫背チェック方法をお伝えします。ぜひチェックしてください。

大西 翔太コーチから一言

骨格の慢性的な歪みは、身体動作にズレを生じさせます。明らかにゴルフスイングのパフォーマンスを低下させるので、普段から良い姿勢を意識することは大切なこと。「ジェリーショルダー」は普段の姿勢をサポートしてくれるので私も愛用しています。

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