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特集

太平洋クラブ御殿場コース静岡県御殿場市

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私たちがゴルフを楽しむゴルフ場の緑は、
日々のコース管理作業なくしてあることはない。
最重要課題は〝排水〟、コースに点在する雨水を
いかに効率的に処理できるかが勝負である。

期待以上の満足を提供するために
最先端の方法を追求する姿勢でありたい

 今取材で訪れたのは、静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース。言わずもがな日本が誇るフラッグシップコースだ。三井住友VISA太平洋マスターズ(1972年〜)の舞台として有名、誰もが一度はプレーしたいと願うコースの代表格だ。筆者は念願叶い昨年に初プレー。トーナメント中継で観る美しすぎる景観、良質すぎるコンディションに感動した。「お客様の期待以上のクオリティにいつも仕上げておくのが使命」、コース管理の最高責任者、阿佐比一さんはそう話す。

 コース管理において最大の天敵は、悪天候だ。とくに雨天時はコースが持つ排水能力がそのコンディションを左右する。あらゆる箇所の地中には暗渠排水が設置され、その役目を果たすが排水機能には寿命があり、劣化したエリアで水溜りができる。長い時間、水が排水できなければ芝に大きなダメージを与える。

 「今年9月は連日雨が降り続け、コース内の暗渠排水における機能差が明るみになりました。その中で光明だったのは3年前、ドレインベルトという新排水システムを導入して施工した10番フェアウェイの状態が完璧だったこと。これから先のメンテナンスに期待が持てました」。

 ドレインベルトは、表面張力・毛細管現象・サイフォン現象といった自然原理を生かした新時代の排水材。施工が容易であり、目詰まりしにくい独自性能が注目されて、昨今ゴルフ場で活躍している。

 「新たに9番グリーン脇、18番フェアウェイ右サイドにドレインベルトを活用しましたが、素晴らしく効果がいい。今後はさらなる活用法を課題としたい。排水不良箇所の芝を掘り、ベルトを設置するだけの簡単時短なメンテナンス法をテストする必要があります。新システムの最高の活かし方が確立できれば心強い」。

 コース管理における貪欲な姿勢が、日本屈指のフラッグシップ・太平洋クラブ御殿場コースのクオリティを作り上げているのである。美しい緑を保つためにゴルフ場は例外なく排水処理と常に戦っている。そんな裏方の働きを知れば、日々のラウンドがより楽しくなるというものだ。

日本全国の140コースで
新排水システムのドレインベルトが活躍中

フジカントリークラブ 佐賀県佐賀市
2024年6月施工 5番フェアウェイ

志度カントリークラブ 香川県志度市
2024年3月施工 中コース2番グリーン

ブリヂストンカンツリー倶楽部 佐賀県鳥栖市
2023年2月施工 13番グリーン脇花道エリア

岡山御津カントリークラブ 岡山県岡山市
2024年6月施工 5番フェアウェイ

Kochi黒潮カントリークラブ 高知県安芸郡
2023年8月施工 太平洋コース3番バンカー

システムの機能を信頼し、
さらなる簡易工法のテストを
積極的に実施したい。

阿佐比一さん
太平洋クラブ御殿場コース
シニアスーパーインテンデント

施工経過が良好

太平洋クラブ御殿場コースでは2023年に10番ホール、ティショットのランディングエリアであるフェアウェイに「ドレインベルト」を導入。良好なコンディションを維持している。「効果は20年期待できる、と言われているので今後の効果も期待できる」と阿佐比さん。

水はけが悪かったという、9番グリーン脇のローエリアに新たに「ドレインベルト」を導入し、改善している。

[ ゴルフ場が注目するドレインベルトの仕組 ]

工事の主な内容は排水管に
ドレインベルトを繋げるだけでOK

ドレインベルトは幅20cm、厚さ2mmの軽量ゴム板状(素材:軟質ポリ塩化ビニール)の土木排水材。かぎ穴状の小さな切れ込みに表面張力と毛細管現象により集水し、サイフォン現象(高い位置から低い位置に液体が流れる)を利用した暗渠排水工法。水のみの排水が可能で目詰まりのリスクを低減できる。

問い合わせ/産業システム部
TEL.090-5370-3153 担当 関根
Mail : toyokazu.sekine@furukawaelectric.com

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