150号の顔は櫻井心那プロ。読者からリクエストが多かった選手だけに“待望”の初登場となりました。撮影は順調、まるでアイドルのような多彩な表情が象徴的でした。
――これまで150号の表紙取材撮影してきて、櫻井プロのような新世代に感心してしまうのは、“撮られ方”の上手さ。
櫻井 私自身、アイドル好きで“推し”の可愛い表情などをずっと観ていることが、自然とそうなってしまっているかも。“撮られ方”が上手と言われるのは、プロゴルファーとしても嬉しいですね。
――今年も長いシーズンが終わりました。どんな1年でしたか?
櫻井 優勝がなく、成績的には満足のいく結果をファンの皆様に報告できませんでしたが、私なりに様々な挑戦ができた1年だったと思います。
――どんな挑戦をされたのですか?
櫻井 シーズンを通して不調が続く中、ショットやクラブに対して知識を広め、今までにやったことがない試みに積極的にチャレンジしました。例えばショット、得意のフェードボールに精彩を欠いた時期、ドローボールへ挑戦しました。結果的にフェードに戻りましたが、ドローで得た経験値が確実にプラスされていて、マネジメントの幅が広がりました。
――その中でクラブも色々試された?
櫻井 はい、ダンロップのツアーレップとこれまで以上にコミュニケーションを重ねて、クラブが確実にパフォーマンスに影響を及ぼすことも理解しましたし、その中で新しく「スリクソン ZXi7 アイアン」にチェンジ。より操作性が加わり、不調の中でもアイアンショットに精度が蘇ってきたことを実感しています。
――ボールもチェンジされましたね。
櫻井 新しい「Zスター ダイヤモンド」で戦っています。私は「XV」との選択でしたが、アイアンショットのスピンの入り方、ウェッジゲームのフェースへの乗り感などが性能として向上した「ダイヤモンド」を選びました。
――2025年シーズンに向けて、どのようなオフを過ごされますか?
櫻井 トレーニングやショット技術など、今の自分に足りないものの克服、改善に取り組みたいし、一番はもっとゴルフを勉強したい。クラブ然り、マネジメント然り、これまで人に委ねることばかりでしたが、ある程度は自分で決断できる私になりたい。知識を深め、様々な想像力を発想できるゴルフ脳を鍛えていきたいですね。
ドライバー:スリクソン ZX5 MkⅡ LS(ダンロップ)、フェアウェイウッド:スリクソン ZX MkⅡ(ダンロップ)、ユーティリティ:スリクソン ZXi(ダンロップ)、アイアン:スリクソン ZXi5(#5)、スリクソン ZXi7(#6-PW)、ウェッジ:クリーブランド RTX 6 TOUR RACK(ダンロップ)、パター:TP コレクション JUNO TB1(テーラーメイド)、ボール:スリクソン Zスター ♢(ダンロップ)
エースアイアンを「ZXi7」にしながら、ロングアイアンはボールが上がりやすい「ZXi5」を採用して、ツアーでは定番になりつつあるアイアンのコンボセッティングにトライしています(櫻井プロ)
さくらいここな、2004年2月13日生まれ、長崎県長崎市出身、ニトリ所属
撮影=高橋淳司、取材協力=宮崎レイクサイドゴルフ倶楽部
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