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点在する排水不良、渾身の改善計画。|ドレインベルト

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ゴルフ場を支える縁の下の力持ち

Kochi黒潮カントリークラブ
グリーンキーパー
清遠孝史さん

日本全国“雨不足”と言われる今年だが、コースメンテナンスに水対策が尽きることはないことを知ってほしい。

取材協力
Kochi黒潮カントリークラブ
男子ツアー・カシオワールドオープンの開催コースとして有名。太平洋・暖流コースの18ホール、黒潮コースの18ホール、それぞれ太平洋に向かって打ち下ろしていくスタートホールが象徴的。ダイナミックなレイアウトが爽快なゴルファーにとっての“高知の指定席”だ。
●高知県安芸郡芸西村西分甲5207  TEL0887-33-4455

太平洋コース3番、左サイドのフェアウェイバンカー手前エリアに「ドレインベルト」を施工。水溜りのある奥エリアとの差は明らか。夜中から降り続いた雨の中でも水溜りを生むことはない。

コース管理の秘策、
最新排水機能「ドレインベルト」

炎天下で雨不足が続く中でも、台風やゲリラ豪雨、線状降水帯などゴルフ場は水対策に余念がない。8月某日に訪れたKochi黒潮カントリークラブは夜中から降り続く雨にコース内の所々に水溜りが目立っていた。

「高知県は年間約2000ミリの雨量があります。今年はほとんど降っていませんが、どこかで帳尻合わせがある。秋は雨が降り続くのではないかと予想、水対策は欠かせません」と話してくれたのはグリーンキーパーの清遠孝史さんだ。

Kochi黒潮CCは今年で開場35年だ。芝下に敷かれた暗渠排水の劣化はなく万全だが、年月が経てば土壌の水道(みずみち)が変わり、暗渠排水に届ききらない排水不良による浮水(浮き出てくる水)が水溜まりになる原因になっているとのこと。しかし清遠キーパーにはそれらの改善が見込める施策がある。

「昨年のカシオワールドオープンが終わった頃、排水不良を起こしていたバンカーに『ドレインベルト』をテスト施工していました。効果は抜群、このベルトであらゆるエリアの排水不良の改善をイメージしています」。

「ドレインベルト」とは表面張力と毛細血管現象によるサイフォン現象を利用した新時代の暗渠排水機能で、日本全国のゴルフ場で導入実績を拡大している。

「排水不良を起こしているフェアウェイ、ラフの箇所を簡易的に掘り起こして『ドレインベルト』を敷き、埋め戻すだけという施工方法の手軽さ・時短さ、そして少人数で取り組めることが魅力です」。

ゴルフコースは日々、水対策に手を抜くことはない。グリーンキーパーたちは暗渠排水の最新技術として『ドレインベルト』に注目している。

今後はフェアウェイやラフなど暗渠排水外に生まれた水道(みずみち)に「ドレインベルト」を敷き、従来の暗渠排水や排水枡にベルトを繋げる施工を予定している。

今年の1月にテスト施工。

効果テキメン!
日本全国のドレインベルト施工実績

富山県
ゴルフ倶楽部ゴールドウイン
5番ホール

フェアウェイ&ラフにドレインベルト施工
排水性が悪い影響でミミズが地上に出てくる際の掘り起こしや糞土による被害で、駆除剤を撒いて対策していた。

北海道
滝のカントリークラブ
東コース

バンカー7箇所にドレインベルトを施工
中、西コースバンカーは女子トーナメント開催の際に排水工事を実施。手付かずの東コースにドレインベルトを施工。元々排水が良くない地盤でクラブ競技前はポンプで吸水作業していた。

岡山県
岡山御津カントリークラブ
1番、5番ホール

グリーン周りにドレインベルトを施工
両ホールとも砲台グリーンで周囲が谷のように低地で水が溜まりやすい。様々な改良工事を試みるも結果が出なかった。

 

[ 主な工事内容 ]
工事の主な内容は排水管に
ドレインベルトを繋げるだけでOK

ドレインベルトは幅20cm、厚さ2mmの軽量ゴム板状(素材:軟質ポリ塩化ビニール)の土木排水材。かぎ穴状の小さな切れ込みに表面張力と毛細管現象により集水し、サイフォン現象(高い位置から低い位置に液体が流れる)を利用した暗渠排水工法。水のみの排水が可能で目詰まりを生じさせない。

 

問い合わせ/営業推進部 TEL.03-5405-6020
TEL.080-3579-7100 担当 武田
Mail:fsk.drain_belt@furukawaelectric.com

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