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「私はトルクフリーパターに補助輪付き自転車のようなイメージを重ねています。それは力を入れてハンドルを握らなくても倒れる心配がない。よりリラックスして車体(ヘッド)をコントロールできるようになるからです。決して感性を殺すのではなく、余計なチカラを入れなくても済むという点が重要です。例えば、ダウンスイングでフェース向きがイメージと違っていればそれをスクエアに戻すために余計な動き(力)が入ってしまいます。トルクフリーパターを使うことで、そうした補正をする動きがなくなるので、再現性が高まるのです」(みらいコーチ)
この再現性に優れたパッティングに導く方法として、先人たちが生み出してきたパターの形に長尺パターやアンカーリングパターがある。現在、そのようなパターは度重なるルール改正によってゼネラルルールで使用不可になっているわけだが、トルクフリーは現行ルールを守りつつ、アンカーリングパターかのような再現性を生み出せる可能性がある新構造なのだ。
いくらスクエア・トゥ・スクエアといっても、完全にストローク軌道が「真っ直ぐ」になるわけではない。
余分なフェースターンを入れなくてもスクエアにインパクトできる、というのがポイントだ。
パッティングでは、どんなパターでも「支点」を意識して振ることが再現性の高いストロークを行うためのポイントです。写真のように、みぞおちにスティックを当ててエンドを支点にイメージするだけで、余計な手先の動きを抑え、自然とストロークが安定します。
オデッセイのAI-ONE SQUARE 2 SQUAREは、6.3°のハイロフト設計。これをおよそ半分の3°でインパクトすることで、最適な転がりをもったストロークを実現することができる。感覚的に使うと重心が深いぶんインパクトロフトがつきやすいので、ここは注意が必要だ。
鴻上みらい
オデッセイ契約パターコーチ。JLPGAティーチングプロA級/AimPoint認定コーチの資格を持ち、最新の解析データとツアー現場での経験を組み合わせて、一人ひとりに合わせたパッティング指導をサポートしている。国内女子ツアーでは、神谷そらや柏原明日架をはじめとした選手をサポート。
オデッセイパターの中で最も慣性モーメントが大きく、重心も深いヘッド。トゥアップバランス+トルクレスのコンセプトを採用することで、通常のシャフトレングスながらストレートなパッティング軌道を最も感じやすいパターに仕上がっている。
Lounge Range武蔵小山
鴻上みらいコーチがレッスンを行なっているパッティング専門施設。競技志向のゴルファーから一般アマチュアまで幅広く対応している。起伏のあるグリーンやパットビューを導入し、都会の真ん中で24時間質の高いパッティング練習が可能。
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