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2024年男子ツアー活躍必至選手たちと本気のギア談笑|VENTUS

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僕らが優勝するために
シャフトを替えられないわけ。

“癖がない王道”に
こだわり尽くしたい

──昨季の初優勝に貢献したドライバーですね。ヘッドは「ローグST♢♢♢」、ニューモデルにはチェンジされないんですか?
鍋谷 僕は本当にギアをチェンジしない派。慣れ親しんだモデルをなかなか手放せないんです。もちろん、慣れを覆すモデルと巡り会えたら替えたい。

──シャフトは「ベンタスブラック」ですか。
鍋谷 はい、シャフトは以前、「スピーダーエボリューションⅣ」を長く愛用していて、メーカー廃盤になるということで、やむなく「ベンタスブラック」にチェンジ(苦笑)。ただ癖のない振り感も構えた色感も違和感なくって即決でした。

──鍋谷プロにとって、黄金のマッチングなわけですね。
鍋谷 私はとにかく癖のないクラブが好き。10人いたら、10人がいい! という王道の癖のなさにこだわりたい(笑)

2023年はカシオワールドオープンで逆転初優勝、スコアメイク力で勝負!
鍋谷太一
なべたにたいち、1996年6月19日生まれ、
大阪府出身、国際スポーツ振興協会所属。

結局はコレに戻ってくる、
自分の基準値

──今季は新作「Aiスモーク♢♢♢」にチェンジですね。
杉原 新技術「Aiスマートフェース」の効果でしょうか・・・。インパクトでボールがフェースにくっついている時間を長く感じ、操作性が優れた感触が気に入りました。

──シャフトは昨季と変わらない「ベンタスTRブラック」ですね。
杉原 私にとってこのシャフトがベストなんだなって思っています。結局、全てのギアに必要とするべきは、試合の中で一番緊張した時にどうパフォーマンスが発揮できるか・・・ドライバーの場合はアドレナリンが出た状態でもフェアウェイを捉えられるものを優先するべき。シーズン中にいろんなシャフトを試しはしますが、「ベンタスTRブラック」が“私の基準値”なんだなって感じています。

2023年初シード獲得、ツアーを代表するロングヒッター!
杉原大河
すぎはらたいが、1999年11月4日生まれ、
徳島県出身、フリー。

全てにコントロール重視な1本に
こだわりたい

勝俣 私、ギアにあんまり詳しくないですよ(笑)

──あくまで勝俣プロの主観で結構です。まずヘッドですが、「TSR」ではなく前作の「TSi」なんですね。
勝俣 スピン量が私にとってベスト、弾道が意のままの「TSi3」は現時点で私にとって最高のヘッド。「TSR3」は低スピンで非常に飛距離に優れていますが、私はコントロールを優先して「TSi3」を選んでいます。コントロールで共通するのはシャフトも同じ。「ベンタスブルー」はほどよくしなり感があり、フェースでボールを押していける感覚がある。

──ギアに詳しいですね(笑)
勝俣 こだわりは強い方です。今、新作の「24ベンタスブルー」もテストしていて、シーズン中にチェンジする予定です。

イーグルを量産するツアー屈指のショットメーカー。
勝俣陵
かつまたりょう、
1995年12月27日生まれ、
埼玉県出身、JPアセット証券所属。

ロングアイアンの
安定性が抜群に向上

伊藤 こだわりの1本は「トラヴィル」ですね。昨季に軽い気持ちで試してみて、明らかに打ち出し角が高くなり、アイアンショットの精度を高めてくれました。

──それまではお使いになっていたシャフトは?
伊藤 定番的なスチールシャフトです。どちらかというと私のアイアンショットは弾道が低め。これまでは、それが普通だと思ってプレーしてきましたが、「トラヴィル」が高弾道のメリットを教えてくれた。ロングアイアンの精度が飛躍的に向上してゴルフが変わりました。

──スチールユーザーだけにカーボンには違和感は?
伊藤 もちろん最初は少し・・・ただすぐに振り感がなじみ、むしろカーボンならではのしなりが心地よく感じる。おそらくアマチュアゴルファーに「トラヴィル」は真価を発揮してくれると思います。

2023年ABEMAツアーで初優勝はショット精度アップにあり。
伊藤有志
いとうゆうし、1994年12月15日生まれ、
三重県出身、アイシグリーンシステム所属。

取材後記

「ベンタス」はPGAツアーで圧倒的使用率を誇っているが、国内男子ツアーにおいても使用率が高いことは明らか。「ベンタス」は「同TR」とともにブルー、ブラック、レッドの6種類で展開されているが、選手個々で自分の基準値となるモデル(フレックス)が不動の存在であること。むしろシャフトを優先として、ヘッド選びをする傾向にあるように感じるほどだ。
 今季は「24ベンタスブルー」が登場。初代「ベンタス」の系譜で少し剛性感が高まったフィーリング、つまりよりスイングへの追従性や弾道操作性を極めたモデルだけに、こだわりある選手たちも注目している。

女子ツアーでは複数人の選手が「スピーダーNXグリーン」からチェンジしている。

取材協力=THE TOURNAMENT FOR THE FUTURE、瑞陵ゴルフ倶楽部

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