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読者の皆様、こんにちは。BUZZ GOLFではいつも私の連載コーナーをご愛読いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは新作ボーケイ・デザイン「SM8」ウェッジのご紹介ですが、その前に少しだけ私たちボーケイ・ウェッジチームのことをお話しさせてください。
私たちはゴルファーとのコミュニケーションを大切にしています。現場の声を生で聞き、プレーヤーがウェッジショットに抱いているフィーリングや悩みを直に感じ取るためです。
PGAツアーをはじめとする世界のツアープレーヤーたちの声は重要です。難コンディションを攻略するために、実戦を通して彼らが感じていること、求めていることを吸収することが、私たちの経験値として蓄積され、新作にフィードバックするためのテーマが得られるからです。
そしてアマチュアゴルファーとのコミュニケーションも大切です。プレーヤーのレベルによって感じていることや悩みは異なれど、一様にウェッジゲームに上昇志向を持たれています。
私たちはフィッティングを通して、プレーヤーそれぞれの最適なウェッジ選びをお手伝いし、より良いウェッジショットとスコアリングパフォーマンスの向上をサポートしていますが、その中で得られる気づきは沢山あります。私たちは常にゴルファーの声に耳を傾け、改善すべきポイントを学んでいるのです。
おかげさまでボーケイ・デザインウェッジは、世界中のゴルファーに手にしていただいています。
前作「SM7」も自信作でしたが、「SM8」はさらに劇的な進化が達成できたと確信を持っています。これもボーケイ・デザインウェッジをお使いの皆さまが真剣にウェッジと向き合ってくださり、数多くのフィードバックをいただけた結果です。
ゴルファーが直面する様々な場面においてスコアリングをサポートできるパフォーマンスを追求することこそが、これまでもこれからも変わらない、ボーケイ・デザインウェッジの哲学です。
世界的人気ウェッジ「ボーケイウェッジ」の生みの親。
ツアーでのコミュニケーションを大切にし、その経験値をフィードバックした様々なグラインドを生み出してきた。
「SM8」がどう進化したか、その真実を知る前に実際にツアープレーヤーがどう感じたか、インプレッションをお届けする。
担当するのは藤田 寛之プロ、ボーケイウェッジを実戦で使い数々の勝利を挙げてきたプレーヤーである。
「SM8」は昨シーズン最終戦から使用開始しました!
藤田 寛之(ふじた ひろゆき)
1969年6月16日生まれ、福岡県出身、葛城GC所属。
私が「SM8」を初めて手にしたのは、昨季最終戦日本シリーズJTカップの練習日でした。
いつも私が新しいギアを初見で試すときにプロ担当の方々にお願いしているのは、「クラブの説明を事前にしないでくれ」ということ。自分の感覚で機能と進化を感じ取り、納得したいからです。
まず、第一印象はバックフェースのデザインの装いが変わったことでしたね。私はモダンテイストに感じ、とても好印象でした。
形状は従来までと何ら違和感なく構えられ、その流れでボールを打ってみた時に、明らかな違いを感じました。打感がとにかくやわらかい。
タイトリストさんには「素材が変わりましたか?」って即座に質問したぐらい、その打ち応えにやわらかさの進化を感じたのです。
私の場合、打感のやわらかさは、ボールのコントロール性や距離感に直結しています。
「SM8」は一度、フェース面とボールがくっ付く、つまりインパクトの衝撃を吸収するような感触があり、それがやわらかさとなって表現されていて私は距離感が研ぎ澄まされた。とくにフィーリングが重視されるウェッジショットとしては素晴らしい打ち応えだと感じました。
結局、打感のやわらかさを自分なりに考えて、「芯で打っているってことですか?」とタイトリストさんに確認したところ、頷いてくれ納得。「SM8」の進化を肌で感じて即採用に至りました。
これまで愛用してきた「SM7」と「SM8」を打ち比べてみました。
「SM8」の芯で打てている感触が残った中では、「SM7」は芯の少し下に当たっているのかな、って感じたのが正直な印象。
「SM7」は凄くいいウェッジでパフォーマンスに自信を持っていましたが、「SM8」はさらに上をいくフィーリングと結果が出て、私自身も嬉しいです。
結局、芯で打てるということは様々なライからのショットでも安定感に繋がるわけですからね。
昨季最終戦では、私だけじゃなくボーケイを使用するプレーヤーたちが、すぐに「SM8」にチェンジしていました。皆一様に同じ感覚に衝撃を受けたのだと思います。
常にスコアラインの下から3本目あたりに打点が集中しています。
意識はしていませんが不思議と打点が集まる、つまり芯で打てるってことに直結しています。
インプレッションを担当してくれた藤田 寛之プロから、その進化の真相を詳しく知りたいとリクエストが届いた。
「SM8」の設計概念を知ることで、ボーケイウェッジが歩んできた進化を感じたい。
藤田寛之プロが”芯で打てる”、”打感がやわらかい”と「SM8」の進化を称してくれました。
アダム・スコットやマックス・ホーマらも、”フェースに吸い付いている”、”ラフからでも安定してスピンコントロールができる”など、「SM8」のボールの操作性や抜群の安定感を評価してくれています。
ここまで優れた性能を実現できたのは、ツアーをはじめ、多くのゴルファーとのコミュニケーションを交わし、進化すべき方向性を見出せた、我々の強みがなし得た成果だと言えます。
パフォーマンスの進化を見出したポイントは、プログレッシブCGデザインにありました。
プログレッシブCGは、重心を打点に合わせることでロフト角毎の飛距離差を安定的に実現するボーケイ・デザインウェッジ独自のテクノロジーで、「SM6」から採用しています。
この技術がプレーヤーに広く受け入れられ、浸透していきました。そしてウェッジショットに対するプレーヤーの意識も変化。それとともにプログレッシブCGも「SM6」から「SM7」へと進化していくことで、「SM8」の方向性が見えてきたのです。
「SM8」では、ウェッジに求められる理想的な重心設計をさらに追求し、インパクトの状態に目を向けました。
これまで「SM6」「SM7」では、安定した飛距離を実現するために重心の高さを調整していました。多くのツアープレーヤーからとてもいい反応を得ていましたが、一部のプレーヤーからはインパクトの戻り方が少し鈍感だという貴重な意見もありました。
そこで私たちは重心が高くなるとともに重心深度が少し深くなりやすい特性を見直し、安定したインパクトを迎えられるように工夫したのです。
具体的には、ヘッドの重心を、重心高さを保ちながら前に押し出すような(浅重心化)プログレッシブCGデザインを施しました。結果、フェース面上で打点と重心を限りなく一致させることができ、フェースがインパクト時にスクエアに戻りやすくなって、方向性も弾道も改善されました。
結果、「SM8」ではプレーヤーが意識せずとも芯で打て、打点が集中するパフォーマンスに寄与することができたのです。
ロフト角毎に溝の幅を変えるグルーブ設計に加え、溝と溝の間に精密加工されたパラレルミーリングが施されている。
ラフや雨天時など、あらゆるコンディションでも優れたスピンコントロール性能となっている。
トップブレードの厚みの変化がなくなった。形には見られないが、ソールのトゥ側にタングステンウェイトを混合。
長くなったネック長とのコンビネーションで、最適な重心設計となっている。
ロフト角毎で求められる飛距離と弾道を安定して実現させるためのテクノロジーが、ボーケイのプログレッシブCGデザインだ。
「SM8」では、重心を「SM7」と同じ高さにキープしながら、前方へと押し出して浅重心化。重心を打点に近づけインパクトの安定性を飛躍的に高めることで、思い描いたウェッジショットを生み出す安定性がさらに向上した。
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