1. HOME
  2. 連載
  3. カジュアルレッスン!Ver食卓・体幹強化レシピ|食トレで変わる、その一打! Vol.31
連載

カジュアルレッスン!Ver食卓・体幹強化レシピ|食トレで変わる、その一打! Vol.31

連載

今月号の特集、ドラコン女王・工藤遥加プロの飛ばしのカジュアルレッスンに、食トレの視点を加えてみましょう。飛距離アップに不可欠なコアの強化には、トレーニングだけでなく、筋肉修復を促す栄養素をバランス良く摂ることが重要です。プレー中、自然体でいられるようサポートするのも、食トレの重要な役割。とくに大きな大会前のゴルフ飯では、いつも通りの食事環境を整えることが、とても大切です。普段から慣れ親しんだメニューや味付けを選ぶだけでも、食トレになります。

炊飯器で作る、簡単カオマンガイ

カオマンガイの“カオ”はタイ語で米、“マン”は油、“ガイ”は鶏を指します。ジャスミンライスを鶏の油で炒め、鶏のスープで炊き込んだご飯の上に、ゆでたり、蒸したりした鶏肉のぶつ切りをのせ、甘辛いタレをつけて食べるタイではオーソドックスな家庭料理です。鶏肉の旨味がしっかり染みこんだご飯と、しっとりジューシーな鶏肉で、鶏のおいしさを余すところなく味わうことができます。

鶏肉に豊富なアミノ酸は、うま味のもと。体内に吸収されれば、筋肉の合成を促し、分解を抑制することで、筋肉量の維持・増量に重要な役割を果たします。特に運動後の摂取は、筋肉の修復と成長を加速させる効果が期待できます。また、鶏むね肉に豊富なイミダゾールジペプチドは、疲労回復効果が高い栄養素。まさに心も体も満足させてくれるゴルフ飯といえます。

本来、手のかかるカオマンガイですが、実は炊飯器ひとつで、簡単に作ることができるんです!

材料(2人分)

●米・2合
●鶏がらスープの素・小さじ1
●おろし生姜・小さじ1
●おろしニンニク・小さじ1/2
●長ねぎの緑色の部分・1本分
●鶏むね肉・1枚
●パクチー・適量
●きゅうり・適量
●タレ・長ねぎ1/3本分、醤油 小さじ2、オイスターソース 小さじ2、レモン汁 小さじ2、砂糖 小さじ2

作り方

1
炊飯器に米を洗って入れ、炊飯釡の2合の目盛より少し少なめの水を加えて、鶏ガラスープの素、生姜、ニンニクを加えて混ぜ、長ねぎの緑色の部分と、鶏むね肉の皮目を上にしてのせ、通常通り炊飯します。※鶏肉は厚さを均等にすることで、加熱ムラが防げます。

2
長ねぎをみじん切りにし、タレの材料を全て混ぜたものと合わせます。

3
炊き上がったご飯を皿に盛り、食べやすい大きさに切った鶏肉を盛り付けます。お好みでパクチーやきゅうりを添えます。

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」(かんき出版)はアスリート必携の1冊だ。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。