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初心ならぬ初新忘れるべからず!|3限目 インパクトを最速化させるスクエアグリップ

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スイング理論は様々な進化を遂げてきた。
成熟した理論、今のスタンダードは何か?
初心ならぬスイングの核心、新たなスタンダードを知りたい。

講義 阿河徹
あがとおる、1976年生まれ。多くのツアープレーヤーをサポートしながら、アマチュアゴルファーの上達にも貢献する。現在は朝日大学・体育会ゴルフ部のコーチも担当。

[2限目の復習]

大きなフラフープ上を振っていくイメージを持とう

インパクトエリアをスクエアに保つ小さなイメージではなく、大きなフラフープ上に沿ってクラブを振っていく大きなスイングイメージに刷新しよう、という内容でした。

3限目
インパクトを最速化させる
スクエアグリップ

ゴルフスイングは、ゴルフクラブの“開いて閉じる”という動きに逆らうべきではありません。フェース面の開閉を抑えたライン出しという技術がありますが、方向性は定まってもボールは飛ばせない。ボールを最大限に飛ばすためのスイングの最大出力は“開いて閉じる”というクラブ特性を最大に活かすべきだと考えます。

さてクラブフェースを“開いて閉じる”動きを実践するためには、それに適した「スクエアグリップ」でクラブを握ることを推奨します。左手を大きくかぶせるフックグリップで握るゴルファーも少なくはありませんが、フェースの開閉には正直相性が悪い。スクエアか、むしろウィーク気味にグリップすることで、ストレスなくフェースローテーションでき、物理的にクラブが動きたがる“開閉”の特性を阻害することがない。最大スピードで飛ばせる効率のいいインパクトとの相性抜群です。

スクエアグリップの基本

左手の甲がターゲットを向くように握るのがスクエアグリップの目安。右手は横から添える感じ。

グリップは握り込まないことが大切。左手は人差し指と母指球を支点とし、中指、薬指、小指で握ること。

親指と人差し指でできるグリップのV字が、右肩を指すようにとレッスンが、かつて流行したが無視したい。あえて定義するならスクエアグリップなら左手のV字は首筋あたりを指し、自由度ある右手V字向きには守り事は持たないようにしたい。

撮影=田中宏幸
取材協力=井山ゴルフ練習場

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