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テーラーメイドはNEW TP5/TP5xで世界ナンバーワンを獲りにいく。|Taylor Made

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2月某日、NEW「TP5/TP5x」の発表に来日したテーラーメイドのボール開発責任者、マイケル・“マイク”・フォックス氏を緊急インタビュー。
そしてこのインタビュー中に彼は私たち日本のゴルファーに断言する。

なぜTP5/TP5xは、5層構造にこだわるのですか?

テーラーメイドのゴルフボールの技術者に取材する機会があった時にずっと聞いてみたかった質問だ。
マイク氏はこう答える。

すべてのショットに
理想のスピン量を
実現させるために
5層構造は必要なんだ。

TaylorMade
Michael “Mike” FOX
マイケル・“マイク”・フォックス
米国テーラーメイド ゴルフ カンパニー
プロダクト・クリエイション
ゴルフボール担当シニアディレクター
2006年に米国テーラーメイド ゴルフ カンパニー入社。プロダクト・クリエイション部門で14年の経験があり、2015年にゴルフボール部門の責任者に就任、「TP5」「ツアーレスポンス」などのシリーズを立ち上げる。画期的な「pix /ストライプ」等のビジュアルテクノロジーを考案、それに関係する特許を複数保有している。

3層、4層構造では
テーラーメイドが理想とする
性能に辿り着けない…

──ツアーボールの多くが3層、4層なのに対して、「TP5/TP5x」がなぜ5ピース構造にこだわっているのか? ずっと疑問でした。
私たちは約10年前に「PENTA・TP5」(日本ではFIVE TP)というツアーボールで、初めて5層構造を採用しました。目的は一つ、ドライバー、アイアン、そしてウェッジに至るまで全てのショットで理想的なスピン量を実現させるためです。

──理想的なスピンの考え方を教えてください。
ドライバーをはじめロフト角が少ないロングレンジを狙うクラブでは飛距離性能を重視したロースピンであること、ミドルアイアンでは弾道精度を追求するためにスピン量を適度に増やし、ショートアイアンからウェッジではボールを意図的に止めるためにスピン量を最大化できるパフォーマンスのことを言います。全てのショットで理想のスピンを実現できることが5層構造の最大の優位性なのです。

──3層、4層構造では難しいのですか?
はい、ボールの構造上、どうしても相反するスピン量を完璧に両立させることは難しい。例えばショートゲームでスピンに優れるならドライバーでもスピンが多め、ドライバーでロースピンならショートゲームでスピンがやや劣るなど、実際、私たちの検証では多くのライバルボールたちが、スピン量に一定の偏りがあることがわかっています。「TP5/TP5x」のスピンパフォーマンスは全てが完璧なのです。

──2月に新たに発売されたNEW「TP5/TP5x」はどんな進化が施されていますか?
5つのレイヤー、それぞれにベストな素材を組み合わせることで、より番手毎の性能を強調できるようになりました。。例えば10年前の「PENTA・TPx」では最も軟らかい層のコンプレッションが約60、最も硬い層が約75とあまり差がなかったのに対し、NEW「TP5/ TP5x」はそれぞれの層が10以下、一番硬い層が約90と、極端なコンプレッションの差を生むことができるようになり、5層構造のメリットをさらに極めています。

──全く違うものに進化していることが伺えます。
テーラーメイドはゴルフボール部門に毎年100億円規模を投資しています。本社R &Dほか、台湾と韓国に自社のボール工場を構え、とくにウレタンカバーボールにおいては唯一無二のツアーボールを生み出すために自社で技術開発のノウハウを蓄積しているのです。

──つまり・・・ ツアーナンバーワンボールを目指すためですか!?
はい! テーラーメイドはクラブメーカーとしてトップを獲り続けています。そしてゴルフボールでもトップを獲り、ゴルフ総合メーカーとしてトップを獲るべきメーカーなのです。ローリー・マキロイやネリー・コルダなどのトッププレーヤーがテーラーメイドと契約して躍進を続けている。彼らのプレーはクラブ、そしてもちろんゴルフボールの性能を実証しているのです。

──NEW「TP5/TP5x」の躍進が楽しみですね。
NEW「TP5/TP5x」は過去にないぐらいにツアープレーヤーのスイッチが早く、ローリーはNEW「TP5x」にスイッチした翌週のドバイデザートクラシックで優勝して、このボールの優位性を実証しました。この記事を通して、一人でも多くの読者にNEW「TP5/TP5x」が他に勝るパフォーマンスがあることを知ってもらえると嬉しいです。

ローリー・マキロイはNEW「TP5x」を手にしたドバイ招待の初日に-9でプレー。その翌週、ドバイデザートクラシックで優勝。ニューボールの優位性を実証した。
写真=alfo

米国カールスバッドのヘッドオフィスのR&Dのボールチームには40人の技術者が所属。素材、空力(ディンプル)、初速性、生産性などそれぞれの専門チームに細分化されたスペシャリストたちが研究開発に従事している。

テーラーメイドは台湾・韓国にゴルフボールを製造する自社工場を設備。100%自社モデルの製造・開発を行い、とくにウレタンカバーのツアーボールは自社ノウハウを蓄積している。

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