今月のゴルフ愛 最後の一滴「またやろうぜ！」

あけましておめでとうございます。
公私ともに怒涛の「まさか」に翻弄された旧年。
まさかのコロナ感染に始まり、
まさかの戦争、
まさかの円安、
まさかの入院の、まさか、その日の元首相が・・・

まさか・・・まさか・・・の連続が、いつしか「またか・・・」と刹那に心身を溶かす中、「まさか！」の対独戦勝利に、「まさか・・・」を挟み、「まさか！」の1㎜がスペイン無敵艦隊を轟沈せしめる致命弾となり、日本全土、国民総寝不足をもものともせず、「よっしゃー！」の歓喜のウェーブが列島に溜まった澱を綺麗サッパリ洗い流しました。

自ら掘った墓穴を我慢で埋め戻し、「その時」が来るのをジッと待つ・・・は、我々凡人ゴルファーのよく知りたるところ。あのOB、あのチャックリ、アレソレが無ったらと「タラ、レバ」に独りごちするくらいならば、ダボパットに全集中。クルリとカップを一周した球は1㎜傾いてカップに吸い込まれる。「ヨッシャ！」
人気のサッカー解説者が言いました。「まだ泣くの早いで！」と。歓喜にせよ、悲哀にせよ、自らを鼓舞して未だ見ぬ先のゴールに向かう。そんな姿に自身の生き方をも投影して「まだ早いで！」と気張ってみるのもスポーツの醍醐味。「結果が全て」とは言うけれど、悲喜を知るプロセスがなきゃ悲嘆が染みた心身に「また！」なんて火は灯らない。「またやろうぜ！」は未来に向かう仲間との絆。この間柄を繋ぐ手段がゴルフなのだから、BUZZはG編集長以下、少数精鋭で皆様にゴルフ愛をお届けするのです。
たまのチャックリターフはゴルフ愛のカケラとして、今年もひとつ、隅から隅まで、ずずずい～っとご愛読いだきますよう、希い上げ奉りまする。

BUZZ GOLF 主筆
内本浩史
（うちもとひろし）