1. HOME
  2. 特集
  3. 日本女子ツアードラコン女王のカジュアル!ドライバーレッスン【1】
特集

日本女子ツアードラコン女王のカジュアル!ドライバーレッスン【1】

特集

フィーリングで
飛ばしのコツを
イメージしてください!

東海クラシックレディスの名物イベントが、ドライビング女王コンテストだ。
ツアー屈指の飛ばし屋がエントリーする中、優勝したのは277・7ヤードをかっ飛ばした工藤遥加プロ。
彼女曰く、「飛ばしはコツ」だという。
そんなコツがあれば習得したいもの、フィーリングを重視する工藤プロのコツを参考にし、明日の練習場通いに新たな覚醒が生まれることを祈る。

飛ばそうと力みがちなあなた!
ただちにその無駄な力みから解放されてください!

朝日インテックpresents
ドライビング女王コンテスト 優勝
工藤遥加プロ
くどうはるか、1992年11月18日生まれ、埼玉県出身、加賀電子所属。

まず大前提として
ポジションでスイングを考えすぎるヤツ、
そろそろやめませんか。

まず、ドライバーに限らずですが、スイング中に意識するポイントはいくつありますか?
もし『2つ以上』と答えてしまうなら、“飛ばし”なんてそもそも無理かもしれないと工藤プロは警鐘を鳴らす・・・。

ポジションの定位置を
考えすぎると
動きが制限される

ゴルフスイングってコンマ何秒の間で完結されますよね。そんな一瞬の動作の中、スイングで意識するポイントは、あって1つに絞るべきです。ゴルフというスポーツは本来、コースを攻略していくスポーツであり、スイングをどうするか複雑に考えるものではないことが大前提。

私自身、長いゴルフ人生の中で、皆さん同様にスイングに悩み尽くしてきた過程を経験しています。スイング中、いくつもの意識ポイントを構えて定位置にフォームを当てはめていたことか・・・。その代表的なポジションがハーフウェイバックのフェースの向き。身体の前傾と同じ角度にフェース向きが収まるように強く意識していた時期があります。トップ、ダウンスイング、インパクトゾーン、フォローに至るまでいくつも意識していましたが、それらの過程は完全に低迷時期でした。

ゴルフスイングは人それぞれ振りやすいフォーム、テンポが異なり、飛ばしのコツとして究極の回答があるなら、自分が一番振りやすい力感で振るのが理想と答えたい。その中で大切にするべきはクラブの動きを阻害しないこと。ポジションを気にするあまり、クラブが自然に動きたいその摂理を制限してしまうのは本末転倒、飛距離アップは望めません。

“振りにくい”セットアップは
今すぐ禁止!

いいショットは
いいアドレスなくして
成り立つことはない

100メートル走でスタートする際、地面を蹴ってダッシュしやすいセットアップを心がけるはず。運動はなんだってそう、力を発揮しやすいセットアップは絶対。ゴルフに関してはいいアドレスなくして、いいショットは成り立つことはありません。

アドレスではスタンスや肩の向きなどで、ドロー&フェードの弾道は決まります。私が今季、ドラコン女王を取れたのは、ホールレイアウトの特性に応じたランが出るエリアにドローボールのランディングをコントロールできたのが要因。むやみにクラブを力一杯に振ったからではありません(笑)

クラブをスムーズに速く振り切るためにも、なるべく自然体がいい。最低限のセットアップの約束事さえ、フィーリングで意識できればヘッドスピードは加速できるはずです。

全力でジャンプして安定して着地できるスタンス幅が目安!

ドライバーショットのスタンスは肩幅よりやや広めで!

骨盤から前傾するが、前傾が深すぎてもNG
ドライバーの長さに合わせて自然な前傾をとりましょう!

グリッププレッシャーは10分の、2か3ぐらいの自然なソフトさがいい

歯磨き粉を出さないぐらいソフトに握れ、なんてアドバイスがありますが、絶対もっと握って然るべきです。ソフトすぎたら、クラブが飛んでいってしまう(笑) ただ腕に血管が浮き出るぐらいにギュッと握るのはもっと禁物(笑)

右手・左手は同じ面に握り合うことで、フェースローテーションをスムーズに行える!

撮影=高橋淳司 取材協力=ハンズゴルフクラブ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。