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ベストパフォーマンスを支える見えない力。アスリートが活用するキネシオロジテープ!

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今季、ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!で日本人で6人目となる欧州ツアー初制覇した桂川有人。
その勝利の裏側に私たちが決して目にすることができない日々のコンディション維持の取り組みがあった。

痛みが気になる箇所に
伸縮性テープを貼って
“意識スイッチ”を入力

「ツアープレーヤーは例外なく日々の疲労(コンディション)と戦っています。桂川選手は疲れが溜まってくることで生じる背中から腰にかけての痛みの予防に日々努めています」と話してくれたのはトレーナーを務める稲葉弘泰さんだ。

「私が帯同している際はケアに取り組むので調子はいいですが、全ての試合に帯同できません。彼はこれからDPツアーをメインに戦い、PGAツアー出場を目指すワールドワイドに活躍する選手。プレーの疲労に重ねて大きな荷とともに国を跨ぐ長距離移動を繰り返す日々、酷使する体をどうセルフケアできるかがパフォーマンスの鍵を握っています」。

桂川選手をはじめトップアスリートたちのケアに稲葉さんが積極的に使用しているのがキネシオロジテープだ。伸縮性あるテープを、筋肉に沿って直に肌に貼り、体内のリンパ液の流れを促進することで、筋肉や関節の動きを補助する効果が期待できる。

「もちろんキネシオロジテープで期待できる効果は、アスリートにとってはメリットでしかありませんが、私が大事にしているのは体に入力を促せること。テープを貼っている感触は筋肉に意識というスイッチを入力できること、自然と意識的なバランス矯正効果を促して、痛み予防に貢献するのです」。

痛みのある箇所にキネシオロジテープを貼る。それだけでも怪我予防に貢献すると稲葉さんはアドバイスをくれる。

「長年ゴルフをされている方は、腰や手首、足首などの痛みに悩まれている傾向が多い。痛みを懸念する箇所の筋肉に沿ってキネシオロジテープを貼るだけで、怪我の予防につながる。伸縮性があるので動きを阻害しないのもゴルフシーンに最適です」。

ゴルフは運動強度が比較的激しくないスポーツであるため、一般ゴルファーは体のケアを怠りがちだ。しかしクラブを強振する、フィールド(長距離)を歩く、という動作は確実に体を酷使している。痛みを感じる箇所にキネシオロジテープを貼ることで、他人からは見えないその1枚が、あなたのベストパフォーマンスの支えとなる。

筆者感想

稲葉さんにキネシオロジテープを施術してもらう。アドバイス通り、テープを貼った感覚はその箇所を意識できるため自然とバランスを整えられる前向きな感じがする。とくに背中から腰の感覚はてき面、猫背になりがちな姿勢の改善やアドレスにおける股関節前傾の取りやすさなど、あらゆる前向きなフィーリングが得られた。

ゴルトレ・キネシオロジテープ

「25センチの長さでカットされていて使いやすさが魅力、凄く重宝しています」(稲葉氏)。

キネシオロジテープは伸縮性テープ。伸ばしたテープを筋肉に沿って皮膚に貼ることで、筋肉と筋膜に隙間ができて血液やリンパ液の流れを促進させる効果を持つ。ホワイトテープ(非伸縮・テーピング)と誤解しがちだが、関節固定や可動域の抑制をするその用途とは全く異なる。

アドバイス
BC PROJECT
稲葉弘泰さん
いなばひろやす。桂川有人などツアープレーヤー他、プロ野球選手など様々なトップアスリートの専任トレーナーを務め、コンディショニングを網羅する。パーソナルトレーニングジム『BC PROJECT』(名古屋市内4店舗、沖縄2店舗)を経営。

写真=aflo、高橋淳司

問い合わせ/朝日ゴルフ株式会社 TEL078-793-8440

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