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メタル13年目の新作中空アイアン、“完成度”にドヤ顔。|今月はとことんアイアン号!【6】メタルファクトリー

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卑怯にも感じる凄い出来栄え!

〝フェースが開かない〟
〝当たり負けしない〟が
操作性の良さに貢献する

「T3アイアン」のテストを担当した井上智旺プロ、関西の若手コーチのホープだ。

「アマチュアゴルファーのショットレッスンの基本として、7番アイアンで打ち出し角15度以上をキープすることをマストにしています。理由は高さをキープできないと番手間の飛距離が作れないからです。スイングが良くてもクラブのせいでそれが出来ない可能性だって否めない。ギア選びの一つの基準とするべきです。『T3アイアン』は驚くほど見事にキープ、ヘッドスピードが速くなれば、その分低くなっていく傾向(ハンドファーストでロフトが減る)にある中、私のスピード帯でも15度(ロフト29度で)をキープできるのが凄い」。

放たれるショットは美しいストレート弾道で、ターゲットラインに飛んでいく。

「弾道の高さや直進性など中空構造ならではの機能は確か。驚くのは操作性。フェースの開閉のしやすさというよりは、インパクトのブレなさが弾道制御に効果を発揮しているように感じます」。

企画担当を担う粟田さん(朝日ゴルフ)はニヤリ。

「ウェイトをトゥ側に集約させている効果が出ています。フェースが開きにくい、当たり負けしないインパクトが熟練者には操作性の良さ・良質なインパクトに感じていただけるんです」(粟田さん)

今秋は新作アイアンが勢揃いだが、そろそろナショナルブランドの域を脱出し、人とは違ったパフォーマンスのこだわりを楽しみたい、という熟練者にとって「T3アイアン」は理想のセットになる。

試打 井上智旺プロ
いのうえちひろ、1998年8月18日生まれ、PGAティーチングプロA級。「ロフト設定的には一般的なアマチュアゴルファーを狙っていますが、私も試合で使ってみたい。それほど高性能で汎用性に優れ“卑怯さ”さえ感じます」

ヘッドスピードを変化させながら試打。打ち上げ角度が15度以上キープされた高弾道であること、サイドスピンの圧倒的に少ないことが「T3アイアン」の真価だ。

METALFACTORY
T3 IRON
SPEC
●ヘッド素材/フェース:CH-1マレージング(#5〜9)、C17-4ステンレス:(PW、SW)、ボディ:17-4ステンレス
●ロフト角/29度(#7)
●仕上げ/ブラックIP
●価格/オープン

取材協力
RICOS SWING DESIGN
COMPANY
大阪・兵庫で6店舗を展開する人気インドアゴルフ練習場。井上プロをはじめ優秀なコーチ陣と最新シミュレーターによって、一人ひとりの体型・筋力・柔軟性に応じてスイングをデザインしてくれる。

問い合わせ/朝日ゴルフ株式会社 TEL078-793-8440

撮影=田中宏幸

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